皆さん、ごきげんよう。
助産師として長年お産に関わってきた私たちですが、今日も少しだけ“おせっかい”を焼かせてくださいね。
このブログ、「怖い」「厳しい」と思われるかもしれません。
でもね、不安な妊婦さんに本当に必要なのは、耳あたりのいい言葉よりも「いざという時に命を守る知識」なんです。
だから今日は、少し真面目に、でもできるだけ温かくお話しします。
経産婦さんの不安No.1
「誰もいない時に陣痛が始まったらどうしよう」
これは本当によく聞く悩みです。
特に経産婦さんは、初産の時よりもお産の進みが早いことが多い。
「まだこのくらいの痛み、大丈夫」
「パパが帰ってくるまで待とうかな」
そう思っているうちに、あれよあれよという間にお産が進んでしまい、
自宅分娩や車中分娩になってしまうケースも、残念ながらゼロではありません。
はっきり言いますね。
それは、赤ちゃんとお母さんの安全が守れない状態です。
命に関わること。だからこそ、事前準備が何より大切なんです。
陣痛が来た時の「現実的な対策」を決めておきましょう
「近くに実家はあるけど、昼間は仕事で不在」
「上の子を見てくれる人がはっきりしない」
そんな時に頼れるのが、陣痛タクシーです。
地域によって名称は違いますが、事前登録をしておけば、
陣痛時に優先対応してくれる心強い存在。
守谷市周辺では「フクロウタクシー」がありますが、
市外の方もぜひ一度、“陣痛タクシー”で検索してみてください。
そして一つ、経験からの正直な話。
ママ友さんの「何かあったら言ってね」は、気持ちはありがたいけれど当てにしすぎないこと。
お互い子どもがいる身。いざという時に動けないのは、よくある話です。
どうしても預かり先がない場合は、
上のお子さんを連れてでも、まず産院へ向かうことが最優先。
到着してしまえば、あとはスタッフが一緒に考えます。
困ったら、まず電話。
パニックにならず、落ち着いて行動することが、アクシデントを防ぎます。
実はもう一つ、大事な「心の準備」があります
これは医学書には載っていない話ですが、
私はずっと感じています。
赤ちゃんは、ちゃんとお母さんのことを見ています。
お母さんが大変な時、心配事を抱えている時、
赤ちゃんは意外と“空気を読む”んです。
「上の子の行事が終わってから」
「パパが戻ってきてから」
「これだけは片付けてから」
そんな想いが強い時、陣痛がなかなか始まらないこと、あります。
だから私たちはいつもお伝えしています。
赤ちゃんに、言葉で伝えてあげてください。
「この頃に生まれてくれたら嬉しいな」
「もう準備できてるよ」
ただし、インスタントは通じません。
日頃からのコミュニケーションが大事。
妊娠中だからこそ味わえる、特別な時間です。
私自身のお産の話を少しだけ
私は「陣痛は短い方がいい」と思っていたので、
「大きくなりすぎる前に、つるんと生まれてきてね」と話しかけていました。
結果、第一子は37週で破水、5時間で出産。
ちょっと早めでしたが、元気な2570g。
その分、陣痛はしっかり強かったですけどね(笑)
迷信だと言う人もいるでしょう。
でも、お産は100人いれば100通り。
わからないことだらけだからこそ、
信じたいものを信じていいと私は思います。
そこに他人はいません。
お母さんと赤ちゃん、二人だけのやりとりです。
最後に
妊娠中は、不安定になって当たり前。
でもあなたは一人じゃないし、赤ちゃんもあなたの味方。
どうか自分を責めず、
そして「準備」と「心の余裕」、両方を大切にしてくださいね。
今日も、お腹の赤ちゃんに一言。
それだけで、きっと違いますよ。