愛の反対は無関心

お産の森では退院の際にアンケートを
記入して頂いています。

施設管理に漏れはないか?
もっと利用すやすいようにするにはどうしたら良いか?
など入院したから分かる目線での気づきを
教えて頂き改善する事を目的に始めました。

もちろんその中には私たちスタッフの戒めにも
なればと思い記入をお願いしてきましたが
近ごろの内容はどうにも的外れ。
「何様ですか?」というようなクレームが多くなり
クレーム用のアンケートに化しています。

もちろん改善が目的ですので
修繕点や改善点について話し合いを
毎月一ミーティングで行っています。

しかし最近スタッフの間では
「もう、アンケート見たくない」という言葉が
聞こえてくるようになり、ケアの向上どころか
士気の虚無感に繋がるようになりました。

お産の森のスタッフには誰一人
手を抜いて働く者はおりません。
毎日、私でさえ頭が下がる働きっぷりです。
個性はあるもののスタッフの信念にあるのは
妊婦さんが良いお産ができますように。
赤ちゃん産んでよかったと心から思えるような
お産を体験していただきたい。そういった
純粋な気持ちを持って働いている方ばかり。

褒めてくださる言葉は嬉しいけれど
やったことに関して重箱の隅をつつくような
感情的な内容を記入されたアンケートに
お産の森はどこまで応えていかなければならないのか?

名指しでクレームをしこたま書かれたときは
当然ながらどのスタッフも心が折れそうに
なっています。

個々が持ちうる知識や技術を懸命に発揮し
指導やケアを試みても、妊婦や産婦には伝わらず
返ってくる言葉が最終的にクレームでは
仕事へのモチベーションもダダ落ちです。

最近はそれの繰り返し。
スタッフの質が落ちたのでしょうか?
いいえ、私の経験の中でこれまで共に働いてきた
メンバーで今が一番レベルが高くなっています。
お産の森はこれから更にレベルを向上させて
いく事でしょう。

しかし、最近は妊婦さんには素直に受け取れないらしく
どちらかといえば「仕方なく助産師に診せてあげてる」と
いった印象を強く受けます。
ちょっと勘違い妊婦が増えた感じを受けます。

何がどう変わったかはわかりません。
一つは高学歴、職業妊婦の増加が
あるかもしれません。
もう一つはそれともに学歴はあれど教養が足りない方が
世の中全体に増えたのではないでしょうか。
ご存じかとは思いますが、教養=お育ちです。
恥を知らない恥ずかしい方が日本全体に増えてきた。

社会的にもクレーマーが増えているのがその理由です。
社会全体がクレーマーだから、クレームをしても
恥ずかしくない。という意識が根付いて来てしまったのです。
それが、恥ずかしい事なのです。

ある女子校の校訓
「恥を知れ」
というのもありましたが、まさに今わざわざそのような
言葉を校訓にしないと恥を意識できない時代なのだと
改めて感じました。

ちなみに、恥は学校で教わるものではなく
家庭で躾けられるものです。
だから、「お育ち」だというのです。

アンケートについて
治せる事象のご指摘ならありがたいご意見です。
例えば
★「排水溝が汚い。」といわれれば、
排水溝シートを毎回取り替えていただき
次に使用される方が気持ち良く使っていただける
ように工夫できました。
私たちはシャワー室を利用しないので、利用された
感想をご指摘いただき大変助かりました。

★「オムツの臭いが気になる」と言われれば
オムツ用のバケツを準備しました。

しかし、妊婦健診や産後の関わりで注意された事や
アドバイスを受けたことに関してケチをつけるのは
ちょっと違う気がします。

なぜならアドバイスも指導も関わるスタッフに
その知識がなければ指導はできません。
知識や経験があるからこそその方の身体をみて
助産診断やアドバイスができるのでは無いでしょうか?
また、それ以前にその方に関心や
興味がなければ、指導もできません。

言い方をかえると、そこに知恵と経験と愛があるから
指導やアドバイスができる。という事。
関心がなければそこに愛はありません。

助産師外来が怖いのうるさいの面倒などと
いろんなことを世間ではおっしゃっていますが
それは、知識も教養も愛も理解できないからです。

助産師外来であそこまで1人妊婦に指導ができる
助産師ってこの近辺にはいないでしょう。

実際、近所の同業者の方がお産されたときに
「どんな事をやっているか、教えてね」と
同僚の方からいわれるそうです。
が、おそらくケアを受けている側に
基本的な知識や経験がないので
お産中や産後に
何をやっているかもわからないと思います。
よって同僚にお伝えすることは無理だと思います。

妊婦健診で耳障りの良い言葉、
嬉しい言葉や優しい言葉を聞きたいのであれば
「自分のことは無関心でお願いします。」
と言っているようなものです。

私たちは出来るだけ自然分娩を推奨しています。
しかし残念ながら今のように
お花畑を飛び回っているような妊娠生活を
送っている妊婦さん達に
自然分娩に立ち向かうことなど皆無です。

今後、日本の人口は減少の一途です。
そのうち日本全体は医者はいれど美容皮膚科ばかり
産科医はまず稀少生物。お産は大学病院か総合病院。
ドクターコトーです。

今は人口に対して茨城はぎりぎり産婦人科医の数は
足りている事になっていますが、他県の様に
数年後には産婦人科医は明らかに不足します。

そのときに、待ち時間で文句言えるような
平和な時代だといいですね。
「だったら別の病院へどうぞ」と軽くあしらわれる
時代はすぐそこです。

医者に媚びへツラへとは申しませんが、
小中学生のように、どこでもここでも感情のままに
思ったことを表に出していては
そのうち誰にも相手にされないように
なりますよ。と申し上げておきます。

他院へ行けばお分かりだと思いますが
お産の森は特別に関わりを大事にしていますし、
丁寧な診察しています。
患者さんの声も聞き入れて、
こちらの都合を犠牲にしてまでも
患者の要望にお応えているつもりです。

そのうち病院側が患者を選ぶ時代になったとき、
そのような幼稚な方たちは、大病院で
ちゃんと相手にしてもらえるでしょうか?
逆に相手にしてもらえる今のうちに人間性を養って
置かれることをおすすめいたします。

これについては食の問題でもそうです。
今後、農家もへると食材が減ります。
売る物がなくなるとお店も減ります。
海外からの輸入が今のようにままならない時代
になるとなおさらです。
食糧受給ができなくなると
滅多に外食なんかできなくなります。
食材がないから飲食店も食事を提供できません。

すると食べるものだけでなく、売ってもらう物も
医療を受けることも、今のように当たり前に
手にすることができない時代がやってきます。

そもそもなぜわざわざ飲食店で食事をするのか?
を考えてみてください。
自分たちが食べたい物を自分で作れないから、
もしくは作りたくないから、
食べさせてもらいに行くのではないですか?

食糧受給が出来なくなり食事を作れなくなると
料金がまず上がるでしょうね。
お金を沢山払える方だけ外食できる時代。
そのうち日本円の価値がうんと下がってしまったら
飲食店は何を対価に食べさせてくれるように
なるでしょう。まるで「火垂るの墓」ですよね。
飲食店は当然、客を選ぶようになるでしょうね。
クレームばかりいう客は面倒くさいですから。

しかし、そういう悲しい時代にならなくても
本来、出された食事にクレームなどいえる
立場ではないのです。

食べさせて頂いているのですから。
「いつも美味しい料理を食べさせていただき
ありがとうございました。」ですよ。どんな場合も!

その謙虚さや想像力さえあれば、今だって
良い食材を選んでじっくりと時間をかけて
作って下さる食べ物屋さんには感謝しかないし
その食材を作って下さった農家や畜産業全てに於いて
感謝しかないはずです。

しかし、やはりここでもいってしまいますが
感性のない時代。
「安かろう悪かろう。」の時代だから
仕方ないのでしょうが、
今わからなくても近々嫌でも知る時代が
もう次期やっています。

食糧難で明日食べる物がなくなり
お金さえ払えば食事を口にできる時代では
なくなりますので、食事処へのクレームどころか
頭を下げてでも食べ物を分けてくださいと
涙ながらにお願いをする時代。

まさに火垂るの墓

長い待ち時間待たされるのも嫌だし
聞きたくも無い指導を聞くのも嫌でしょう。
私たちも
文句言われてまで妊婦健診やるのもいやです。
一所懸命知恵を絞って指導したことをスルーされ
挙げ句にクレームを書かれる。
正直まっぴらですよ。
だけど、赤ちゃんには未来があります。
私たちがちょっと我慢して理解できない妊婦に
忍耐強く指導をする事で赤ちゃんが少しでも
楽にこの世に誕生でき、未来を支えてくれなら
私たちは頑張りますよ。

お産の森の愛が届かない方が
お産の森にくるには
色んな意味でもったいないけれど
赤ちゃんにはここで産まれてよかったね。
ママに少しでも貴方に責任をもてるように
教えて帰すからね。と語りかけながら
妊婦健診をやっています。

愛の反対は無関心であるという事を伝えながら

神の加護を

全ては自分に起きてる事

※こちらの文章を読んで不快な思いをされる方は
読まないで結構です。

助産師外来で話す事

その時はピンと来なかったり、表現がきつかったり
感じるときもあるかも知れません。

ご存知ない方は仕方ありませんが
医師や助産師はエビデンスや経験に基き
妊娠中やお産中、そして産後をイメージしながら
その方にとってどんなケアや指導が必要かを
健診の度に検討して関わっています。

そのくらい妊娠中から産中、産後は
目まぐるしく体が変化していきます。

とくに妊婦後期に入ってくると、
その週数毎の妊婦健診での診断が後のお産に
影響してきますので五感を研ぎ澄まして
診ているんですね。

高齢出産ともなるとハイリスクですので
経産婦ならば前回のお産の経過と今回の妊娠経過を
照らし合わせどの程度まで身体が耐えうるか。
初産婦ならば経膣で産む事ができるか
安全に出産していただく為には何にきをつけて
生活していただがなければならないか。

本当に様々な事を思考しながら妊婦健診を
行っているのです。

経産婦によくあるのは前回のお産の体験を誇示される
ことがありますが、上の子と年齢が5歳程度空いている
経産婦の記憶はあまり当てになりません
5年空いていると組織も5歳老化しているわけで
決して同じお産にはならず、大抵お産がこじれたり
出血が多くなったりと短期間でお産を繰り返した
経産婦よりはリスクが高くなります。
もちろん、多少の難産でしたら助産師や看護師の腕で
その難産を本人に気付かれないように対処しますが
やはり産後の身体は覆い隠せません。

育児だってあやふやですし、前回出来てたことが
今回できないといった20代のお産と30代のお産40代の
お産では全く違う様相になってくるのは
当然の事。

ですから、その方に合わせた指導が必要になるわけ
ですが、その前にご自身が自身の体に向き合って
準備してくださらないと、知識や見立てばかりを
ご本人に浴びせてもただの猫に〇〇になってしまいます。

お産の森の強みといいますか、他院との差は
オーダーメイドの指導。プレミアム指導なのです。
体型、姿勢や癖、生活習慣、食生活、
話している内容の傾向、表情など客観的な情報から
大袈裟にいえばその方の生き様まで寄り添い
お産に臨みます。性格もお産に影響しますので
できれば妊婦の間はポジティブシンキングかつ
アグレッシブでいただきたいですね。

せっかくプレミアムな助産師外来を受けていながら
指導をスルーされる妊婦さんには
もったいないと思いますが
それでもいいと思ってます。

それさえもその方の生き様なのですから
私たちが捻じ曲げる事でもなし
捻じ曲げれるものでもなし

それも含めて私たちは寄り添うのです。

頑張ってきたことも、
頑張れずにろくな食事をされなかったことも
身体が重くてのんべんだらりと暮らしたことも
育児が忙しくても家族にお願いと言えなかったことも
くだらない事でイライラして何回も喧嘩の声を
赤ちゃんに聞かせてしまったことも
ときには赤ちゃんを忘れてがむしゃらに
没頭したことも

全てわかって寄り添います。

十月十日を巡ってきたこと
陣痛見てればいろいろわかる
ただ今できることは静かにお産を待つことだけ
全部受け入れて、全部出しきるまで
ずっとそばに寄り添うだけが助産師の仕事

そして女性が生まれ変わっていくのを見届けるのも
助産師。
そのために助産師外来での関わりや妊婦の
意向や思いの情報共有は重要です。

助産師外来のかかわりで知り得た妊婦さんの
お姿を元にその日に担当するスタッフと
更に情報共有し
その方に合わせたペースで安全を保ちつつ
寄り添っていくだけです。

お産が終わった時に皆さん知るでしょう
そんな十月十日だったと

そして育児が始まるのです。

いえるのは、一人では何にもできないということ
専門家の知識は頼るべきであるということです。

どうしても助産師外来始めのころは
医師の立場とはちがう、助産師を低く
見られている妊婦がいらっしゃいますが
結局はお産まで頼りになるのは助産師なのです。
助産師は法律上
「正常妊娠から分娩、産褥経過を診る事ができる」
と定められているわけですから
正常経過の場合は医師の立ち会いは必要ありません。
全て助産師の判断で経過を取り仕切れる資格があります。

お産の時に医師が間に合うか間に合わないかは
正常分娩の場合さして重要ではありません。
吸引分娩ともなると異常分娩ですので当然
医師が行います。

お産を楽しく乗り越えるにはいかに助産師と
仲良くなれる(信頼関係)かだと思うのです。

人の体を長く深く診る仕事をしてますと
口にしない声を聞いています。
幻聴などと揶揄わないでください。

自分を低く見られているのが分かる相手と
楽しい時間を過ごせるでしょうか?

低く見られていようが高く見られていようが
プロですからやる事を変えることは当然ありません。
しかし、私らも人間ですからね
できることならお互いリスペクトした関係で
お産に寄り添いたいですね。

今月のアンケート回答

今月も様々なご意見、ご感想頂き有難うございました。
満足いくお産が出来た、丁寧な関わりや
わかりやすい指導など私たちが日頃から意識して
臨んでいる事に感応いただいた事、スタミナ一同
喜んでいます。
コロナ禍で緊張感高まる中の医療や看護を少しでも
誉めて頂ければスタッフの励みになり、力につながります。
本当に有り難う御座います。

中には、おそらく私自身の言葉使いに対して
不快な思いをさせてしまった方が
いらっしゃいました。
その方に関しましては大変申し訳ありませんでした。
今後、言葉使いや表現に気をつけて改善していきます

改めてお話する事でもございませんが
私の呼称を「院長の奥様」
といった表現をなさる方がいらっしゃいます。

開院来「副院長」として仕事に従事してまいりました。

これまでも、これからも院内において
「院長の奥様」
でいるつもりはありません。

「院長の奥様」といった呼称は医療従事者として
否定されているようにも受け取れますし
偏見が生じる表現とも受け取れます。

助産師としてまだまだ未熟ではありますが
専門知識を持って医療に従事している以上
助産師であり、院内のプロデュースをする
副院長という役割に携わっているわけで
「院長の奥様」ではないことをここではっきりと
申し上げておきます。

今後とも来院される方、全てにおかれまして
「副院長」と認識いただきますよう
お願いいたします。

感染予防

新型コロナ感染者が急増しています。
感染者数は過去最大。
悪戯に皆さんを煽る気はもうとうございませんが

最近世間はコロナに慣れてしまっている事を
感染対策からも強く感じます。

ワクチンを打つか、打たないか。
コレに関しては自己責任ですので強制するつもりは
ございません。
しかし、「打とうと思っていたけど
時間が無駄にすぎ結果打ちませんでした。」
という方と 
「打ちたくないので打ちませんでした。
但し感染対策は自己責任でしっかり行います。」
という方では感染対策意識が違うと感じます。

前者はただの怠惰。他力本願で誰かがやってくれる。と
受身な方が多く、実際感染者に多いようです。
後者は自己責任ですので感染対策の意識は明確でしょう。

いまもパブリックトイレで手洗いもしない女性を
多数みかけます。
入り口でアルコールを一番下まで押し切って手指消毒を
なさる方が今何人いらっしゃいますでしょうか?

全て他力本願なんですね。

「どこで感染したかわからない」 
とおっしゃる方は普段から感染対策を
なさってないのでしょう。
感染力が強いと言われているのですから
手洗いやアルコール消毒を疎かにすると
途端にバリアは崩され体内に侵入します。

デルタ株は感染が複雑で特殊な酵素を介して
感染していたのに対して
今騒がれているオミクロン株は粘膜に付着したら
途端に感染成立しますから、感染ロジックは
普通の風邪に似ています。
感染者手の清潔が保てない、子供に多いのは
そう言うことも関係しているのかもしれません。
逆に言えば口から入らないように手洗い、マスクを
徹底するほかないのかもしれませんし、
正しい手洗いとマスク(不織布できればN95)をすれば
感染防御できるのです。

悪戯に怖がるのはただの怠惰。
そんな方はすぐ感染します。
 

家に空気清浄機を置くだけでは確実な感染予防は
できません。あくまでオプションと思って下さい。
そんな簡単な事ならコロナがこんな勢いで広がる
わけないし。

日頃のちょっとした感染対策さえなされていないから
感染するのだと思います。

手洗い、マスク、アルコール
常備するのはマナーです。

医院にも平気で咳混みながら鼻水グズグズしながら
受診する方がいらっしゃいますが
そのような妊婦を見ると医療者としては冷や汗が
出るほど緊迫してしまいます。
本当は今すぐ帰って欲しい………でも優しくないと
叩かれる。

おそらく近くに座っていらっしゃる妊婦さんも
同じ感覚でいらっしゃるのではないでしょうか?

どうか、花粉症であっても蓄膿であるとわかっていても
咳や鼻水の症状が出ているときは、まず他科に
受診され症状がなくなるまでは受診しないでください。
現にオミクロンに感染している方は自覚症状のない方が
非常に多いのです。
ならなおさら、症状が出て免疫力が落ちている方が
感染してないなどいいきれないのです。

お産の森では来院時に健康チェックをしていますが
虚偽の申告が凄く多いです‼️
とボケいるのか?このくらい大丈夫だと思っているのか?
本当に自分本位で無責任です。

世間でもそんな方が山のようにいます。
だからオミクロンは流行っているのですよ。
隣を見ればオミクロンと思ってもよいかもしれません。

個人的にはご自身の体調がわかって
いらっしゃらない妊婦がこれほど多い事に
驚愕してます。

症状がある時にお産や、手術になると必ず
産後や術後の回復がこじれ大変なことになります。

皆さんが思っているほどお産って楽じゃないのです。
全身の筋骨を使って赤ちゃんを絞り出すように
命は産み出される、まさに命の営み。

実際には想像もつかない壮絶なものです。
テレビで見るようなお花畑ではないということは
くれぐれもお伝えしておきます。

身体の中から3000gの人間が出てくるんですよ。
万全の体調で臨まなないと耐えうるものではありません。
どうか、地に足をつけてお産に臨んでください。

自然分娩

お産の森で多くの方が望まれる事

それは自然分娩です。
もちろんお産の森は自然分娩を推奨しています。
しかし、それを実現するにはごくわずか
それなりの準備を重ねる事が必要になります。

年齢的に高齢である場合は自然の陣痛を
予定日まで待つことはしません。
その理由は診察ではなしています。

それまでに陣痛がきたらそれはそれ。
しかし、なに分ハイリスクですので覚悟や
準備は通常より必要となります。

ギリギリまで仕事を続けるなどもっての他です。
それをやるならば更なる覚悟でいて下さい。

覚悟とは異常分娩のリスクです。
ここに出すと悪戯に不安を煽る事になりますから
詳しくは診察で。

自然分娩をするには自然の生活習慣が絶対条件。
3食和食を食べる。肉魚を欠かさずたべる。
甘いものや乳製品は控える。
小麦粉製品の食事はしない。
ラーメン、焼き肉とんでもない。
毎日バナナ一本分のうんこがつるりとでているのが
健康のバロメーターです。

適度な運動も必要。
吉村医院の故吉村先生は古家で妊婦達に薪割りをしたり
雑巾掛けをしたり山登りピクニックしたり
それはそれはアグレッシブに妊婦達に運動や食について
食育をはじめとするお話されていました。それはお産をする為
というより生きる事とは。いのちとは。という哲学でした。

いまではほぼいらっしゃらなくなりましたが、
吉村先生の著書をお読みになって、
「自然分娩に憧れてお産の森にきました。」という
妊婦さんが数人いらしていましたが、
気持ちはわかりますが、されど、憧れだけで自然分娩は
無理ですよね。

吉村先生のおっしゃる生活を毎日一人で黙々と
実行するには孤独な時代です。
そのうち俗世に流されてしまいます。

吉村先生のもと妊婦さんが修行のような生活を楽しく
出来たのは同志がいたからではないでしょうか。
妊娠してなくても妊婦さん達が行なっていらしたことは
それは過酷な労働でしたよ。笑笑

今はコロナ禍で横との繋がりもなく、お話することも
ままならない中、妊婦さんに同志はいないでしょう。
孤独で楽しい妊娠生活は難しいのです。

とはいえ、安全にお産できる準備は必要です。
孤独であろうが無かろうが自然分娩に身体作りは必須なのです。
寒いとか忙しいとか。お正月だから雛祭りだから。
どれもお産には関係ありません。

妊婦さんのためにもコロナには早く開けていただきたい
ものですね。私も直接対話できる時を楽しみに
妊婦さんへ贈る話を沢山撮り溜めています。

現代は情報が氾濫していますし、時代の流れの
スピードが物凄く早く感じます。
この時代にお産される妊婦さんには共に戦う同志が
必要です。

明けない夜はありません。皆さん暁を祈りましょう。

アンケートの回答

アンケートのご意見に対する回答

☆キッズスペースがないのが気になりました。
A.キッズスペースはございます。
今はコロナ禍でキッズが来院しませんのでその分
安全性や妊婦さん産婦さんがご利用頂きやすい配置に
しております。お産の森のキッズスペースはキッズに大変
好評いただいています。

☆費用が高い。他の病院と比較して金額を見直してほしい。
A.お産の森では安全性を第一に考えています。
逆をいえば「安かろう悪かろう」にはワケがあるのです。
例えばアパホテルとぺニンシュラホテル。
宿泊した時の満足度は同じでしょうか?

違いがわからない方にでもこの極端な違いは
おわかりだと思います。
高級ホテルですとコンシェルジュの物腰一つ取っても、
置かれてる飾り一つ取っても
一味も二味も違うのではないでしょうか?

お産の森でいえば、外来での指導、診察、入院中のケア、
お産の際の寄り添い方、お一人にかける時間全てを
見ていただいても一目瞭然だと思います。

そしてご本人にはなかなか伝わり辛い、使用している
医療機器や備品、薬品においても全て
赤ちゃんとお母さんに負担がかからない仕様で
安全性の高いものを取り入れ
なおかつ殆どがディスポーザブルにしています。

具体的にいうとお一人お一人に使った管類
(導尿カテーテル、酸素マスク、赤ちゃんの吸引機器など)や
手術などに使う麻酔機器やリネン類は全てディスポーザブル(使い捨て)です。いわゆる使い回しは無いという事です。
これを「当たり前」と思うか思わないかが、
「安かろう悪かろう」のトリックなのです。

例えばお産の森での産後の傷。
痛くなくて綺麗なのは有名ですが、
それは傷が綺麗に治るような縫合をしているからです。
具体的にいえば高級な糸を使用し、なおかつ
時間をかけて縫合しているからこそ、傷の治りが綺麗で
痛くないのです。
何より産後ご自身がおしもを気にせずスムーズに
動くのを実感していただければ明白だと思います。

他院でお産された方は比較しやすいでしょうが
お産直後にスムーズには歩けません。
会陰が痛くてしばらく円座がはなせないのが
世の常識かもしれません。
入院にあたり円座の準備が必要かどうかを尋ねられますが
お産の森で産婦さんを見ていると殆どの方が
円座が無くても普通に座れて、スタスタと歩いて
いらっしゃいますので、円座を使う方はあまり
いらっしゃいません。

お産の森ではそれが普通の事になっているので
円座の必要性を感じなくなってしまい案内が
遅くなり申し訳ありません。
一応お伝えします。円座は各部屋に準備してます。

「産後は円座が必要」常識トリックについて話しますと
分娩早期から会陰切開をされ沢山の麻酔薬を使用して
ザックリ縫合されているから円座が必須になるのです。
誰彼構わず会陰切開と雑な縫合は傷がスタンダードだから
円座が必要になっているということを知っていただきたい。

お産の森のお産は会陰が伸びて赤ちゃんが自然に出てくる
のを時間をかけて待ちますので、よほどでない限り
会陰切開はおこないません。

驚かれるかもしれませんが都内の3大セレブ産婦人科でも
お産後の円座とヘッピリ腰歩きはセットです。
皆さん何に高額な費用を払われているのでしょうか?
その方が疑問でなりません。

簡単、手軽、待たない、早い、そして高級な食事
やアメニティがお好きな方などそれでも
良いとおっしゃるのかもしれませんが
会陰に関してだけ言えば、後に外陰部の痛みで
性交痛が出現しセックスレスになってしまったり
傷が原因で排尿障害が残ったり
会陰縫合が雑で後に外陰部を美容整形で再建術を
何十万もかけてなさる方もいらっしゃるようですよ。

お産の森ではかすり傷程度の傷でも院長が
「排尿時にしみると痛いから」と
美容整形縫合を行なってます。

お産の森でやりたかったことは、人の道理や倫理に通じた
ケアや治療です。
お産の数をこなすだけで経営ありき、何でもありなお産に
価値も興味もありません。
そんなお産でしたら探すまでも無く全国どこでもあります。
みなさんが産後イコール円座と思っているのは
それが動かぬ証拠ではないでしょうか?

お産の森のお産のは他人がやりたがらない特別な事を
時間かけて施す事に価値がありここでしか受けれない
ケアを行うことに意味があります。
その価値を理解された方が望んで来られる場所です。
お産の森 priceless

無痛分娩に関しても問い合わせをいただきます。
お産の森では人員不足を理由に行っていませんが
無痛分娩をやっているという産院が沢山の人員で
お産を診ているかといえばはてな?

無痛分娩には誘発分娩がセットになりますから
分娩管理に一人助産師や看護師が付き添っていなければ
いけません。スタッフが管理してない間の事故が
すごく多く報告されるのは実際にはそれができていない
からなのです。

そして最後に、無痛分娩に使った麻酔が産まれてくる
赤ちゃんの発達に全く影響がないと言えるのでしょうか?
妊娠中の下剤さえお腹の赤ちゃんへの影響を危惧して
内服しない妊婦さんがいらっしゃるのに、
脊椎に入っていく麻酔薬はまったく気にならない
その矛盾を理解に苦しみます。

☆HPにもっと食事や備品、シャンプーサービスなど
色々情報を載せてほしい。
A.私は便利な物はお産に必要ないと思っています。
便利があるから、お産が難産になり、
妊婦や産婦は孤独で鬱になる。
その打開策は人と人とのコミュニケーションを
オープンにしていくしかないと思っています。

SNSを使わない生のコミュニケーションが人を動かし
つかみどころのない不安を和らげて
いくのではないかと、ずっと考えています。

便利な世の中になって幸せになった人が
どれだけいるのでしょうか?
インフラや通信技術が発達した事で余った時間を使い
さらに働かなくてはなりません。
結果スピードばかりがもてはやされて更に忙しくなる。
気がつくと馬車馬の様に働きお金を稼ぐ事だけが
価値となり家族のつながりなど目に見えない絆は
希薄になる一方。
情報が簡単に得られる様になって最早、世の中は
情報の飽和状態。
情報選択する能力もない人は真実と嘘の境がぼやけ、
何を信じていいのかわからなくなりカオスになって
います。

開院前は「話せばわかる」と思っていましたが、
世の中は言葉を発するより目で見えるものばかりに
価値を持つようになりました。
結果、人間関係は言葉ケチになり妄想から誤解ばかりが
チリのように積もっていきました。

わからないことや不安な事をなぜSNSで探るのでしょう?
助産師外来は何のためにあるのですか?
何故全てをHPで表現する事を望まれますか?
今ここに目の前に正解があるのに。

全ては怠惰なのです。
会話せず、思考せず、行動に移さず、
全てが億劫。

漠然とした不安をつぶやく殆どの妊婦は
鬱など病名のつく高尚なものではなく
栄養不足や運動不足からくる思考不全という怠惰です。

分かりやすい様に紙媒体を渡しても、
掲示板に貼り出しても読みもしない。
一応にスマホしかみない。
だからといってSNSに掲載しても読みもしない。
iPadでクラスを受講していてもそれを流しながら
メインはスマホしか見ていない。

自分が開いた画面に今欲しい情報がなければ
「載ってない」「必要ない」と同じ事。
探すという労力さえ惜しみ嘘か誠かの判別もつかない
ことが掲載されているスマホに夢中。

もうこの世はみんなロボトミーです。

この度指摘された内容だって過去に何度ブログに
書いて説明した事でしょう。

結局は過去まで遡ってまで読むことはせず
見た画面に載ってなければスルーです。

本当は困っていないのではないか?と思うのです。
困っていない方から行動まで移す価値がないのでしょう。
その程度の質問や意見に私たちは労力を使って
毎月お応えする必要などないのかもしれません。

直接尋ねてくだされば丁寧にお応えます。
円座あります。
授乳クッションあります。
キッズスペースあります。
シャンプー、トリートメントにドライヤーあります。

サービスで退院前の産婦さんに美容師さんが
シャンプー、カットをやってくれます。
めちゃくちゃ高級なシャンプーとドライヤーを使用して
オモテナシさせていただいてます。

これはあくまでもサプライズとしてやっている
お産の森からのプレゼントです。
それをお産もされていない方に
お伝えするのは粋ではなくなりません?

権利ばかりを主張される時代になりました。
下品な発言を目にする度に
これまでも何度もサービス精神を疲弊してきました。

過去には退院祝いやお産手続きをされた方に
それぞれオーガニックコットンで作ったアフガンや
妊娠生活で足下を冷やさないようにとレッグウォーマーを
プレゼントしていましたが、その度に
「これもお産費用に入っているの?
こんなのいらないからお産費用を安くしてほしい」
と言われた瞬間にプレゼントをやめました。笑笑

退院祝いのサプライズシャンプーについても
シャンプーサービスがある事を宣伝しない事で
「知っていたら急いで美容室にいく必要がなかった
不親切です。」と非難される事でしょうか?

シャンプーカットはサプライズです。
これからも敢えて宣伝しません。
その理由は
「産後の疲れ切ったお母さんを何かしら喜ばせたい。
サプライズにしたい。」という気持ちが常に
私の中にあるからです。
今もその気持ちは変わっていません。頑固なのでね。

開院する3年前に幼稚園で知り合った、出張美容師の
免許を持つ山崎さんにお願いしてかなって
サービスなのです。

それは私自身の育児経験に基づきます。
育児開始当初から、今でいう「ワンオペ育児」でした。
育児期間を通して美容室に行くことさえ
ままならない生活を経験したからこそ発想し
実現できたサービスです。

このサービスを退院前の産婦さんに提供出来たことで
私自身もまた癒され幸せな気持ちになっています。
それをなぜ客寄せパンダに使う必要があるでしょうか?

もっとわかりやすくお話しすると
他人のお宅にお邪魔して、お茶菓子でもてなされた時に
「お茶菓子を出してくれるなら、お邪魔する前に
お茶菓子でもてなします。と教えてくれてたら
自宅でお菓子なんか食べてこなかったのに!」
とはいいませんでしょ?笑笑

私は「ほんの気持ち」の部分までも宣伝に使おうなど
という貧相な発想はありません。

シンプルに
産後の疲れたお母さんにこれからも頑張ってねと応援
したい気持ちと人を喜ばせる事をしたい気持ちを
人より強く持っているだけです。

嫌ならもちろん断っていただいても結構です。

何をしても、考えても
お天道様は見てござる。
因果応報という言葉を心に刻みましょう。

スマホが普及してしまったこの時代に
お産の森の思想は時代遅れなのかもしれません。
分からないこと、知りたいことは
その場で尋ねていただけないでしょうか?
「難しくてわかりません。」とか
「理解できません。」とか

ボキャブラリーがたりないから会話が成り立たない
と感じることが多くあります。
まさにコミュニケーション不全の時代だからこそ
そういった齟齬が起こりやすくなっているのでしょう。

アンケートだって、お産の森のクチコミだって
書き込むまえに困っていると言ってくだされば、
その場で誤解は解決できるのです。

しかし、一方通行では解決しようがありません。
クチコミを読まれた方の何人がこのブログに
辿り着くでしょう?

最早宇宙レベルの話です。
宇宙にだって法則はあります。
クチコミにクレーム書いてる時点で「宇宙で迷子」
なのです。なぜ、その場所で起こっている事なのに
目の前の人に伝えず、わざわざネットに書き込むの?
糸電話より伝わり辛いと思います。
もう、カオス。
そのうち事故がおこりますよ。

もっとシンプルでよいのに。
言葉を使わなくなって人はどんどん複雑化しています。
全てはコミュニケーション不全。
言葉ケチ。

愛をもって記入くださっているならまだしも
意地悪やクレームは感情の固まりであり
悪意でしかありません。

改善点と称されるのであれば
シンプルに訴えられるのでしょうが
それをしないで敢えて返事のできない方法で
クレームされる方は
改善を求めていらっしゃるわけではなく
「感情失禁」というものなのでしょう。

世の中はもっとシンプルなのに自ら複雑にし
構ってほしい、寂しさを誰かにわかってほしい。と
別の言い方をすれば「自己憐憫」

人の道は宇宙の法則でもあり
だれにでも当てはまる事です。

「意地悪する人は哀れな人」
「幸せな人は意地悪しない」

本当に哀れな事は「無知」です。

私たちの役割は無知を智に変えること
まずはそこに全力します。

新年赤ちゃん会

赤ちゃん会報告
14日に開催した赤ちゃん会史上発15人参加!
おめでとうございます🎊

コツコツと積み重なれば身を結ぶんですね。
実感しました。
これからも必要とされる限り地道に赤ちゃん会継続していきます。

産む力

これから書く事、意味がわからなかったらごめんなさい。そんな方は怒らずスルーしていただいて結構です。

お産の森を建てるとき一番大事にしてきたことは、

人と人とのコミュニケーションです。

便利に頼らず、わからないことがあれば人に聞きましょう。困った事があれば尋ねましょう。安産はまず不便を味方につける事です。

というコンセプトでした。

ですから決して便利にならない様な作りと運用にこころがけてきました。

しかし、時代が発達するとともに便利イコール当たり前の世の中になりました。いまではコロナ禍で人が喋ることさえはばかれる時代です。

それでも工夫を凝らし妊婦に必要なヨガや、骨盤ケアなど様々なポスターを掲示してきました。

指導が多すぎて助産師外来の枠では収まらない妊婦ばかりが増えてしまったからです。

しかし、ヨガをやってますか?と尋ねたら「勧められてない」骨盤ケアは受けましたか?「勧められていません」とあくまで受け身。

では、私たちは誰に向けてポスターを貼っているのでしょう?

荷物の内容がかわりました。「聞いてません。」

廊下に掲示してありましたでしょ?「見てません」

そして待ち時間を長いと嘆かれる。その待ち時間何をなさっているのですか?時間の使い方間違ってますよ。たまに、賢い妊婦さんは写メしてそれを参考に準備されてます。あとは紙媒体をもらっていても無くしたなど全く他人事です。

考えてみてください。だれのお産ですか?自分のお産に興味を持たない方が安産できますか?答えはNOです。

自然分娩、自由分娩なんやらかんやら履き違えてませんか?

自然分娩したい方は究極今使っている家電製品使うのをやめてしまいなさい。冬の時期家にいると寒いので外を歩帰宅なるでしょう。今の妊婦は引きこもりすぎ。

家から出れないなら箒で掃いて、雑巾掛けでもされてはいかがでしょう。助産師外来に来られる方の姿勢……ああんなに縮こまった姿勢では、自然分娩どころか経膣分娩さえ難しいですよ。誘発分娩を拒否している場合ですか?

自由分娩したいなら自分の体に責任を取ることが大前提。自由に過ごしていい代わりに医師の判断にはきちんと従う。自分の意にそぐわなくても仕方ありません。あなたの望んだ自由がそうさせたのですから。

高齢の方には予め漢方を処方してへたばらないように気を上げてもらっているので一見元気です。しかし、いつもいう様に自前ではないのです。盛って盛っての恩恵なのに、人は傲慢なのでいつの間にか自分の手柄にしてしまいます。そして、お産を勧められるとキレる。

無理ですって。身体を見てる医師が言っているんです。お産まで待ってたら赤ちゃんに何があっても受け入れますか?

私たち医療者はコンビニ店員ではありません。自由に過ごしてきた方のために休日や夜間に帝王切開するほど暇ではないのです。

夜中に受診される患者。本人は見えていないようですがそこには大勢の妊婦や産婦、赤ちゃんが入院され、今か今かとお産を待ってる方がスタンバイしてるという想像ができない。やはり想像力の欠如の時代です。

何故昼間に受診しないか?前の日の朝から症状があったのに…

今までお伝えしたこと全てがこの世から自然分娩が消え失せようとしている原因です。要するに自ら産む力が無いのですから仕方ない。だからお産は妊娠中から始まっているというのです。

思考しないでスマホ依存。

スマホ依存からの医療者依存。

医療依存からの思い通りに行かなかった時は責任転嫁。

自ら身体も脳も動かしもしないで自然分娩で安産なんて夢のまた夢。自然分娩したところで難産もいますよ。だから促進分娩てのがあるんです。自然分娩向かっている途中に帝王切開だって当然あります。

それは進まないとわかりません。私たちも神様ではないので、そこまではね…

でもこれだけは言えます。

指導に基づきアンテナを常に張って院内の情報をキャッチしている方は安産の可能がすこぶる高い。そんな方には私たちもアドレナリンがでて指導にも熱が入りますしね。

妊婦健診中に医療を敵に回すなんて論外です。ご自身のお辛い時にその辛さを緩和するのは医療者ですからね。仲良くしておくに越したことはありません。

まあ、医療者はプロなので、いくら助産師外来のドアをバン‼️って勢いよく締められてもお産の時は神対応ができるくらい洗練されてますからご心配ご無用ですが、余計な不安は抱えない方が賢明と思います。

今日から私はお産の森の神様に「産む力帰還」の祈祷を日々行うことにします。

畏み畏み………………

 

 

腰痛

日本では昔から5ヶ月の戌の日に安産祈願で腹帯を巻く習慣がありました。これはとても利に適った習慣です。

昔の人は本当に賢いと思います。一重に不便で物が無い時代だったからこそ培われた知恵だったのでしょう。

今だって腹帯は必要です。ちなみに私がいう「腹帯」とはサラシの腹帯です。念の為お伝えすると、腹帯の巻き方はテキストに掲載しております。それでも返って来る言葉は「面倒くさい」です。

サラシの腹帯が面倒くさい方には骨盤ベルトをお勧めしています。

いろいろな骨盤ベルトがございますし中には全く意味のない物も多数あります。また、ちゃんとした骨盤ベルトをお持ちでも殆どの方が巻き方を間違ってタンスの肥やしにされています。

ご購入の際は助産師外来でご相談下さい。

巻き方を一緒にご案内いたします。他方で購入なさった骨盤ベルトは使用サポートができませんので、お産の森でお勧めする骨盤ベルトでのご案内となります。

 

時代の変化

「先生が喫煙されてるのかと思いました。」そんなわけないでしょ!!何しにお産の森に来られているのですか?

………………。

助産師外来でお灸指導をした後の妊婦健診での一コマです。これまでその様な事を言われたことはありませんでしたが感じた方はいらっしゃったのでしょう。

最近タバコを吸う人も減ったし、お灸なんて日常に無い方が殆どです。「煙の匂い」イコール「タバコ」になってしまうのだ。と改めて認識しました。

タバコの匂いとお灸の煙は似て非なるものですが、知らない方には皆同じ。

時代は変わるのです。私たちも変化しながらの進化を要求されているのだな…………と感じました。

玉石混淆と受け取られない指導をしていきます。