自然分娩とは

今回は自然分娩についてお話しします。

皆さんにとって、自然分娩とはどのように
お考えでしょうか。

基本的に自然分娩とは自分の身体に備わる力で
赤ちゃんをお産する事
みたいな感じですよね。

お産の森は自然分娩を推奨して
12年が経とうとしています。
それ以前からも自然分娩と関わってきましたので
結構長きに渡り自然分娩と向き合ってきました。
かくいう私も3人の子供を助産院で
自然分娩しております。

ですから、自然分娩の素晴らしさを語るに
こと足りると思っています。

自然分娩っていうのは皆さん
事象だけを捉えて憧れて、臨まれているのでしょうが
正直、自然分娩って遅くとも妊娠したときに
すでに始まっているんですよー。

自然分娩を希望されている方は
自然分娩ができる備えをやっていますか?
生活習慣、食生活、服装、身体つぐり
妊娠中を通してできてますか?

はじめの妊娠の心得クラスでもお伝えしていますが
20週の助産師外来で自然分娩の準備をしている
妊婦に、会ったことはありません。

もうその時点でほとんどの方は
自然分娩を履き違えていらっしゃいます。
その方たちはまず自然分娩は 
無理と言えるでしょう。

そこに35歳以上の高齢出産となれば
予定日までは待ちません。

待たないから無理と思いました?
思った方は本当に無理です。

〜経験談〜
40歳の初産婦さんが自然に産みたい。と
いらっしゃいました。
私は鼻っから「無理でしょ?。」と思いながらも
まず、いまの生活の改善点と今後やっておいた
方が良いという事を丁寧にお伝えしました。

すると彼女は次の健診までに
産休に入り(母子健康管理カードを使用)、
私がお伝えした全てのことを生活に取り入れて
悪しき生活から脱却されていました。
まるで、お坊さんが出家なさるように…
俗世からの逸脱です。

そのレスポンスの速さには驚きました‼️
そして、彼女は予定日より早く陣痛を起こし
10時間もかからず、骨盤の大きさに相応しい大きさの
赤ちゃんを安産なさいました。

天晴れ‼️でした。
今思い出してもゾクゾクします。

きっと彼女は妊婦健診に来るたびに
次のミッション、次のミッションと
いわばお産の森修行を楽しみながら
通ってこられていたのではないかと
推測します。

40歳でも意気込みが身体を突き動かしさえすれば
可能なこともあるのだということを
実感しました。
しかし、若い子とはちがうので並大抵の
努力ではなかったと思います。

こんなに自然分娩に対して貪欲な妊婦さんが
もっとたくさんいらしたら、どれだけ
妊婦健診でのモヤモヤ感が減るかと思うと…

まあ、とにかくモヤモヤなのです。
予定日近くになると自然分娩の神様が
降臨してチュルってお産させてくれる。と
だれもが妄想妊婦。
ご都合主義。

「こんなに痛いんですか?」
「こんなはずじゃなかった!」

分娩中のこの後ろ向きな言葉
もう聞き飽きました⤵︎
「妊娠中に言ってましたよね。
だって私たちこうなるって知ってるもん」

妊婦健診時にあれこれアドバイスを聞き入れない
妊婦こそ、お産が大変。
スタッフに執事の様にアレコレやってもらわないと
ビビッて陣痛にも耐えられない。

だったら私たちが必要と判断したことを
素直に聞けば良いのに…とおもいますが、
こういう妊婦は「ビビリな自分」を理解してない。
要は地に足がついていないお花畑さん。

こういった方は、経験して失敗に気付かないと
成長しないので、仕方ありません。
無駄はないのです。
受け入れます。

ちなみに、頭硬い方は体も硬いの。
体が硬いと産道が狭くて赤ちゃんが降りて来ません。
だから、必要なことをやりなさいと薦めるのです。
ヨガにお灸に骨盤ケア、ウォーキング
やっておきましょうね。

私たち、節穴ではありませんよ。
勧められたことは素直にうけいれれば、
必ず役にたちます。

食事もそうです。
最近頭が痛いのが、
若いけど自力でお産出来ない20代ヘナチョコ妊婦。

世界観が狭いので、素直に聞き入れるか
頑なに意固地になるか二極化しますが
とにかく、馬力が無い。

なぜそうなのか?
食事です。
フルーツグラノーラ、ヨーグルト、
ソイジョイ、フルーツブランなど
いわばお菓子を食事の一部として食する
浅はかな食生活。

それで食事としている方は
身体を見ればわかります。
その方に今のうちからいっておきます。
自然分娩は無理です。
そんな体で自然分娩に臨んでも途中でお産は
必ずとまりますからね。

止まらないまでも遷延分娩。
お産できても弛緩出血で大出血。
命の危険もありますよ。

しかし、何度お伝えしてもそういう自堕落な食事を
改善しないで甘くて味濃くて簡単な食品から
離脱する事ない妊婦さまは
自然分娩?イヤイヤお産どころか
自身の体さえ理解していないとしか
いいようがありません。

赤ちゃん死んだら誰のせい?
あなたが死んだら誰のせい?

本当にお伝えします。
無理なのに「自然分娩」とおっしゃる妊婦さま
本ちゃんの陣痛が来たら
「もう結構です!早く切って下さい!」と
いわないで下さいね。
妊婦さんはあなただけではありません。

ほんと人騒がせ妊婦御一行様ですが、
院長は
「本人が納得すればそれは充分良いお産になる」と。

………………おっしゃるとおり。

って、自然分娩を推奨しているお産の森。
皆さんが自己責任で自己管理してくだされば
何ら問題はないのです。

本来、自分の体ですからご自身が
一番わかっていらっしゃるはずなのに
自己管理ができていないからこそ
迷うのでしょうね。一貫してない。
優先順位も不明。
思考してない証拠です。

話してればわかりますが、そんな方は頭が硬い。
柔軟じゃない。
人に任せる事ができない。
かといって、自分に責任とれる器もない。

この10年、明らかにお産は変わりました。

開院当初もそれまで私の知るお産では
ありませんでしたが、今はもっと難儀です。

お産の準備もしてない初産婦の、腰や背中を
一晩中、オイルマッサージをしながら迎えた朝が
何回あったでしょう………………

マッサージをやり続けてもお産は進まず、
結局、薬を使って促進分娩からの吸引分娩。
吸引分娩しても産まれず、そこから帝王切開。

切迫で早くから自宅安静をされていた方は
36週から余程頑張って頂かないと
経膣分娩は難しいものだとしみじみ実感しました。

どうか皆さん、切迫早産になるような生活は
なさらないでください!

そんなお産が度重なり私自身、身体を壊した事が
一時ありました。そのときの反響といえば
これも辛辣なもの………………

「体調悪い人にお産を任せるなんて!」
「お産の森とか名前ばかりて厳しいばかり」

人は、顔が見えないとなんでもいえちゃうのですね。
私はその書き込みに鬼をみました。
全集中ですよ笑笑(~_~;)

しかし、私の理念はかわりません。
自然分娩、母乳育児推奨してますと胸張っていいます。
自然分娩で来る方が激減しただけです。

今やれることをお産の森の責任の元遂行します。
なぜなら、必要とされているから。
良いお産を皆さまに知って欲しいから。
ここに開院できたのはお役目だと信じています。

もしこのように「良いお産でなかった」と
嘆いていらっしゃる方は、
キツいようですが
「それは残念でした。」という事です。

それをいちいちお産の森宛に書き込んでくること事態、
良いお産の履き違いなのです。

良いお産は与えられるものではなく
自分で感じるものなので、
その定義はそれぞれです。
自然分娩でなくても
経膣分娩でなくても
帝王切開であっても
素晴らしいお産を直に毎日、拝見しています。
どれもそれぞれにドラマがあって素晴らしい
命をかけていのちを産み出すすばらしさ。
こんなにわかりやすい利他愛とは他には
ないでしょう。

なのに、そこに寄り添い痛みをば分かち合い
お産することはどなたも変わりないのに
なぜいちいち、産み方にこだわるのですか?

赤ちゃんが元気に生まれてきた。
どんなヘナチョコのお母さんからでも
元気な赤ちゃん産むことができるこの時代には
感謝しかありません。

医療介入できない助産院で働いた経験が
あるからこそそれは余計に感じます。

それなのに、そういう根本的な事へ感謝も
出来ない方からごちゃごちゃいわれても
私は馬耳東風です。

良いお産とは
私たちが押し付けるものでは無いですし、
誰かから賞賛されるものでもありません。

私たちは良いお産のためにただ、
寄り添うだけの黒子です。
弱っている人間にわざわざクレーム?

本当に気の毒で想像力のカケラもない
可哀想な方。
「神の御加護を」

幸せとか良い事の定義とは私たちが変えられる
ものではないのです。
全てはご自身の中にある魂にどう響くかであり
そんなものだと捉えていただけないでしょうか?

お産は人生の生き様と同じです。
決してインスタントではありません。
どう過ごして来たががお産に全て影響するのです。

そうなると、ご自身の所業を認められないとは
余程、苦しい事でしょうね。という事になります。

しかし、
死んじゃったら魂も何も言ってられないでしょう?
だから、安心安全は第一なんです。

これからも懲りずに自然分娩を推奨していきます。
だって、プロですから
できるか、できないかは助産師外来で
お会いすればわかりますよ。

赤ちゃん会お知らせ

7月の「お茶会チャチャチャ」をお知らせします。

7月9日10時よりzoomにて開催します。
iDとパスワードは産後健診で使用して頂いたものと
同じです。

参加条件はお産の森卒業して1年以内の
ママと赤ちゃん。
1歳過ぎた方は悩みや相談の内容が
変わってくるので
また別の機会にご参加お待ちしてます。

産後一年は手探り状態だと思います。
どこかに相談できる場があれば気持ちも
楽になれるかな?と思いつきで
始めた会です。
悩みいっぱい抱えているお母さんはドシドシ。
少ない悩みでもドシドシご参加お待ちしております。

今のところ参加費用はいただいていませんので
安心してご参加下さい。

実際役立つのはリアルタイムで経験している
お母さんたちの知恵なので
私は振られた時だけお応えする立ち回り。

実は私が参加するのなんてほんの僅かなので
ほぼ、鼻クソほじっているか、
iPad見て化粧を直しているかです。
そんなもんだから、
参加してるお母さんに注意されています笑笑

そんな赤ちゃん会出たいなぁーと
少しでも感じたら参加お待ちしてます。

会の進行上お名前でお呼びするので、
入室時はカタカナフルネームでお願いします。
ハンドルネームは承認しません。

月に一度の楽しみ赤ちゃん会
待ってまぁーす😊

分娩予約

今回は分娩予約についてお話しします。

最近では弱小クリニックのお産の森も
コロナ禍の影響で妊婦さんの需要が高まって
います。

初めは「実家に帰省できなくて仕方なく」
とお産の森を選択なさる方でも
一度お産の森でお産すると、もうお産の森
以外でお産することなど
考えられない‼️となってしまうようです。

そんなこんなで、コロナ禍含め
インターネットのクチコミを除く
卒業生ママや婦人科を受診された方々の
クチコミのおかげで
分娩希望される方が増えているのだと推測しています。

これまでも早くに定員に達し分娩予約をおことわり
した事もありましたが、今ほど毎月のようにと
いうことはなかったのですが、
今は、毎月のように早々に定員に達してしまって
います。
ゆっくり考えれば良いかと考えていらっしゃると
すでに定員に達しました。ということに
なる方が先月も結構いらっしゃいました。

他に検討されているのであればよいのですが
「是非、お産の森でお産したい」と
考えていらっしゃるのであれば、遅くとも
胎児心拍が確認されたときに分娩予約されることを
お勧めします。

定員締め切りました。と話したときに
呆然と立ち尽くされると、私どもも
切なくなってしまいます。

「どうにかなりませんか?」と泣きつかれる
こともありますが、キャンセル待ちしていただく
以外、方法はないのです。

だから、健診の度に
「分娩手続きされないと
いつ定員に達するか分かりませんよ」って
お伝えしてたじゃないですかぁ〜〜(-。-;

産科医院によっては月経予定日に予約しないと 
受けてもらえないなんて高飛車なクリニックも
あるというではないですか?

お産の森はそこまで極端ではありませんが、
最近は分娩予約が定員に達するのが早くなってます。

ちなみにクレジットカード決済できます。
ご利用下さい。

今も2月も着実と予約手続きが進んでいます。
2月予定の方はお急ぎ下さい。
今回もいつ定員に達するか分かりません。

できることなら、全員の妊婦さんの分娩を
お受けしたいのですが、ドクター1名で丁寧に
みてますので、なかなか今以上に
定員を増やす事はできません。

出来るだけお待たせしないように
健診でその時の不安や症状に対応出来る様に
ということがまずは先決です。

院長やスタッフは日曜日も手術したりと
年中不休が最近益々ひどくなりました。
ここ数年、外出することもないので
車のバッテリーは上がりっぱなしです。

医者の不養生といいますが、
先日、毎年恒例の人間ドックから帰って
すぐ帝王切開してました。
去年の正月早々にも仕方なく帝王切開しました。
それも2件。
別にこの日にする必要はなかったのですが
妊婦がギリギリまで待ちたいというので
ギリギリまで待って正月でした。
妊婦や患者の思いに寄り添うと
どこかを削らねばなりません。
普通の人にはできない仕事だと思います。

養生ってどうやってやれば良いのでしょう?
産科医って養生できないようになっているんです。

いのちのもりで命の切り売り。

そこまでして、いのちの誕生に関わっても
ネット上では金の亡者呼ばわり
世間は世知辛いね……

命削って文句言われちゃうんだもんね
そりゃ産科医減るわ
人は強欲だよ……、もっともっとって

もう、ベルトコンベア式診療でいんじゃないか?
って悪魔が囁くこともありますが
卒業生のママさん達にお会いすると
もっと沢山のお母さんに幸せなお産と母乳育児を
経験して欲しいと欲が出てしまいます。

やはり進むべきは「お産の森の王道」
としか私達には選択肢はありません。

結局、私も「いいお産」に強欲なのです。

経営第一経営人

経営一番って書き込みされました。

経営者なので経営についてはもちろん考えています。
仮に考えなかったら事業は失敗しますしね。
第一でなくとも考えてますよ。
逆に第一に考えているなら
こんなブログ書いてないし
診療スタイルも変えてます。
外来潰して月一ミーティングやりません。
モーブラのノベルティしません。つうか、
わざわざiPad8台も購入してクラスやってません。
自動体温計置きません。腋で測ります。
いろんな新しいことはじめません。
なにより分娩中、外来止めないでお産放置します。
この規模のクリニックでスタッフ30人以上
雇いません。

お産の森の卒業生の多くは
おそらく、経営大丈夫?って思っています。
それは、コロナが開ければわかる事。
だから、お産の森で一回お産しただけで
全部知ったような書き込みやめて欲しいのです。

これまで、何度も経営危機を迎え乗り越えて
来ましたが、なんで乗り越えられたんだろう?
って考えてみました。

もちろん、乗り越えたのは経営者だけでなく
スタッフも含め知恵をつかい、力を合わせて
卒業生も巻き込み、経営破綻しないように
頑張ってきたからですが、人を動かすって
一番大事なのは、「思い」なんです。

なぜ、危機に直面してもスタッフが一緒に
乗り越えて来てくれたか?っていうと

妊婦さんに関わりたい。
妊婦さんに良いお産をして欲しい
一緒に乗り越えたい。
出来るだけ辛い思いをさせたくない。
という同じ思いを持って
開業した時の理念と方向性がブレなかったからです。

患者さんの中にはラーメンな方もいらっしゃいます。
待つのは悪。とか
指導されのが面倒くさいとか、
自身がテイタラクな生活しておきながら
外来で注意を受けると
助産師の態度が悪いとか。

面と向かって言えない方が
クソな書き込みサイトに吐き出されます。

たしかに指導を受け入れずまんまの生活を
なされば、お産の森はただのうるさいだけで
3分診療の産科で産むのと変わりません。

夜中赤ちゃん預かってくれない
夜寝れない
仮に預かっても寝れませんし
…家に帰っても寝れませんよ。
ってその前におっぱいでません。

おっぱいもこだわりません。と
おっしゃるのであればそれも仕方ありません。
お産にこだわらないといわれても辛いのは
かわりません。

しかし、そんなお母さんでも、
無事にお産できれば嬉しい。
おっぱい出ないと
気にするし、出ると喜びます。

助産師はプロです。
経験をたくさん積んでいます。
それが故にお母さんの行く末を知っているから
今を厳しくも言うんです。 

今がどんなにつらくても
きっとよかったって思ってもらえるから。

でも、やらずに結果出来ないで
お母さんたちに嘆かれるのは
私たちの本望ではありません。

経営一番っておっしゃいますが、
経営一番なら夜中もおっぱいに寄り添いません。
経営一番なら助産師外来やりません。
指導もしません。流れ作業でドンドン回します。

そんなどこにでもある診療をしたくなくて
莫大な借金負って開業しました。
正直、自転車操業です。

何をみて妬まれているのでしょう?
どこが羨ましいのか?

どうせなら、感情的にならず具体的に
次回に活かせるような書き込みだと
有難いのですが、いつもただの悪口。
妊娠中から産後まで知ってるだけに悲しく思います。

でも理不尽なことを書き込まれると
いくら卒業生お母さんであっても
提訴も考えないといけませんからご注意下さい。

おそらく、この書き込みは世間知らずの
お嬢様が書かれたものと思われます。
今のコロナ禍の現状を甘く見ていたり
医療には何事も費用が掛かるという事を
ご存知ない。
衛生管理や感染予防に尽力を尽くしている
環境でお産できた事の安心感など
よかった探しが下手くそなのかもしれません。

書き込みに関してはどなたが書き込まれたか
大体予想がついています。
それだけ、人をみています。
ですので、次回受診の際に具体的にお伺いしようと
思います。笑笑

でも、できれば直接言っていただけると
嬉しいです。

思考

今回は思考についてお話しします。

最近凄く感じる妊婦さんの思考。

ラーメンですか?
って思ってしまいます。

そもそも、なぜ便秘?なぜ貧血?
なぜ体調すぐれない?

自身に起こる事象を立ち止まって思考しないから
すぐに解決できるサプリメントの量を増やして
鉄分をとろうと考えたり
食事を取らない事で体重を抑えようとしたり
体調悪いことさえなかったことにして
生活を改めず多忙な生活を繰り返す。

妊娠してなければ私には関係ない事ですから
別にかまいません。
しかし、妊婦さんであるならば
赤ちゃんのことまず優先し
自分の身体と向き合っていただきたい。

そうすると先程のようなラーメン的発想には
ならないはずなのです。

発想がラーメンになっている妊婦は
まさに思考してないから。

ちゃんと思考していただくように
わざわざ心得クラスを時間を割いて受けていただいて
いるのに「厳しい」だの「めんどくさい」など
といっていつまでもお産モードに入らない妊婦さん

構いませんよ。
いつか私たちが心配する事象が起こる時期は
やってきます。ただそのときに
お産までに改善できる内容ならばよいのですが。

賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ

歴史からわかっていることをわざわざ
自身で体験する必要はないのではないかな?

私だったら歴史に学びます。

指摘されたことをいつまでもスルーしていると
早くて30週くらいでまずその結果が返ってきます。

お腹が張る→赤ちゃんの動きが固まりやすい
逆子になったら回りにくい。
38週まで戻らない→帝王切開

冷えから起こることもあります。

迷信と思う方は存分にスカスカ生活を
お送り下さい。
夏はこれからです。
今のうちに足元スカスカ生活を送られていると
真夏は裸に氷三昧でしょう。

助産師なら誰しもそんな生活を送ってきた
妊婦のお産につきたくありません。
なぜなら難産に決まっているからです。

前回のお産が上手くいったからといって
今回のお産がつるりといく保証は
妊婦さんの自己管理以外にありません。

私たちは妊婦さんに不要な時間をつかわせたく
ないので助産師外来では極力必要なことしか
いわないようにしています。

帝王切開楽チン?論

今回は帝王切開についてお話します。

前回にもお話ししたように
妊婦健診で体を拝見したらば
おおよそ、お産の予測ができます。

出来るだけ楽にお産して頂きたいので
安産に繋がる生活の仕方、食事の仕方
運動の方法、やっておいた方が良い
身体の準備など。
特に長年癖づいた姿勢を矯正することも
安産に役立てることができます。

20週の時点でその話をしていても
ピンとこないまま、他人事扱いで
お産近くまで放置されてしまうと
もう手のつけようがありません。

お腹が大きくなって体を動かすといっても
苦痛でしかありませんので
運動しようにも
安産につながるまでの結果は
期待はできません。

いいのです。
やりたくなければ、やらなくても。
あなたのお産なので私は痛くも
なければ何とも無い。

ただ赤ちゃんにはかなりのストレスを
かける事間違いなし。

不思議と準備を全くしてない方は
必ず帝王切開に抵抗的
やっても意味のない誘発分娩を望まれます。

もちろん、95〜100%陣痛はきません。
なのでほぼ帝王切開。
誘発何の為?

親のエゴの為の誘発は
赤ちゃんにストレスをかけるだけなので
意味がありません。
また、それ以上にリスクを伴います。
と話しても、

頑なに誘発を希望され
なぜか陣痛がついて来たら「早く切って下さい!」
と騒ぎ始める……何がしたかったのか???

そして緊急帝王切開。
全く意味のない誘発です。
赤ちゃんも迷惑なことでしょう。
親のエゴに付き合わされて。

日本人にはまだ帝王切開に対する嫌悪感が強い
ですが、4人に1人は帝王切開といわれています。
なのでちっとも珍しくない。

帝王切開に異論を唱える人の頭は最早
原始時代にも匹敵するくらい
古い偏見です。昭和ですね。
松田聖子ちゃんだって帝王切開ですよ。

因みにハリウッド女優なんて有名どころは
殆ど帝王切開です。アンジェリーナ.ジョリーも
セリーヌ.ディオン、ケイト.ウィンスレット、
ビヨンセもそうです。

お産の森で帝王切開される方はラッキー
傷がめちゃくちゃ綺麗だから。

それもそのはず、時間をかけて丁寧に
縫合しますから傷跡もきれいなのです。

お産の森で帝王切開でお産された
妊婦さんからは大変喜ばれてます。
※ただし、ケロイド体質の方は別に対策が必要です。

他院でされた手術の傷跡が気になる方も
ケロイド部分を綺麗に切りとって
それから縫合します。
時間と手間ははかかりますが、仕上がりが
断然きれいです。
これは会陰の傷とおなじですが
美容縫合といいます。

この少子化で高齢出産の時代
自然分娩を掲げておきながらこんな事を
お伝えするのもなんですが

経膣分娩にむけて準備できない方が
無理して高望みするのもナンセンスです。

今時、帝王切開に違和感を感じるなんて
無知も甚だしい事に早くきがつきましょう。

それはこれから妊娠する方も
子育て中の方も
おばあちゃんたちも。

根性が足りないとか、
そんな問題でも片付けないでください。

女性が普通に産めない時代になったのです。
昔とは医学の発達からして比べ物になりません。
いま、その判断ができるようになったから
お母さんと赤ちゃんの周産期死亡率が
下がったのです。
医学の恩恵以外なにものでもありません。
皆さん達がご存知ないだけで
昔は下から産めない赤ちゃんをしたから
トライしたことで分娩事外傷や脳性麻痺を
残したり、さまざまな異常が起こって亡くなって
いきました。
しかし、今はそんな事、世論が許しません。

医学の恩恵を受けて過ごしている事に
気付かずに生活してしている方には
分からないかもしれませんが、
医学の進歩はお産を早めた方が良いかどうか
下から産めるかどうかの判断がある程度
できるようになったので、
お産はまだわからないことも
多いですが、命を守るため
危険回避する手段やタイミングは
解るようになってきました。

ですから、お産は放っておけば産まれると
云う時代はとっくに終わっているのです。

背景も生活も食べ物も
昔とは全くちがうし医療環境だって
本来妊娠できない方が人工授精して
授かれる時代ですよ。

自然に妊娠してないのに
どんなに指導しても自然に沿った生活もしない方が
自然に分娩できるほうが
不自然ではないですか?

だから、まわりて帝王切開を勧められている
妊婦さんや仕方なく2人目、3人目が帝王切開
になる妊婦さんがいらっしゃったなら

「帝王切開でも立派なお産なんだから
頑張って元気な赤ちゃん産んできてね」と

応援して上げてほしいのです。

そういうまわりの相手を思いやる話が
妊婦にとって勇気づけられるきっかけになったり
するのですから。

未だに帝王切開について
楽して産んだとか、怠けてるとか
いう稚拙な言動をするかたも
いらっしゃいます。

そんな方を見かけたら、
ただの無知。と思って下さい。
無知は罪ですから。
簡単に人を傷つけますね。
心が貧しいのかもしれません。

私は手術後に歯を食いしばって
離床している産婦さんの姿、
通常よりつらい子宮の収縮を我慢しながら
赤ちゃんのために授乳に頑張る
姿を何度も見て来ました。

全然楽でもなんでもありません。
立派なお産であるとお伝えしています。

なのに無痛分娩は意外とスルーですね、
これこそ、ヘタレの極みと思います。
自分だけ痛くなげればいいんですか? 

ですのでお産の森では医学的に必要と
判断しない限り
無痛分娩はいたしません。

経膣で産んだら偉いのですか?
帝王切開は劣っている?なにから?
意味がわかりません。

お産はどれも同じだけ頑張って産み出し
育てていく事には変わりないのです。

お母さんはみんなチャンピオン
里親になって育てているお母さんも
チャンピオン

お母さんたちみんなチャンピオン

 

誰のため?

今回は冷えについてお話しします。

お産の森では東洋医学に基づくツボや経絡に
沿ってお産に必要な生活習慣や食習慣について
お話ししています。

わざわざ、皆さんの貴重なお時間を使って
お話ししているのですから、当然ご自身の
生活に取り入れていただく事大前提です。

しかし、最近暑くなるにつれてだんだんと
「そんな格好普段絶対してないだろ?」系の
インスタント妊婦続出。

例えば
夏に絶対履かない、ナイロンのタイツに
毛糸のレッグウォーマー。
ストッキングのうえから足首ソックス
そんな受診の時だけ取って付けたような
格好されても……安産は無理

全然、服装が馴染んでないので
普段やってないことすぐわかります。

正直、可笑しくて…結構笑いを我慢してます💦
本当は呆れています…💧
自分のことでしょうに……😢と思います。

……いいんですよ。
中学生や高校生ではないのですから、
お産の森にドレスコードはありませんし
出来ないからって罰則もありません。

ただ、普段から足を出す生活をして
身体を冷やしていらっしゃると
からなずお産は難儀になるという結果だけです。
こういうのを因縁果といいます。
どんな場合でも空から意味なく降りてくる
痛みはないのです。
全ては自分が望んだ結果。

最終的にお辛いのはご自身。

処方された漢方は飲まない。勝手にやめる。
それで足は冷え冷え治らない。
食事はめちゃくちゃで
当然貧血。そして当然ながら常に不定愁訴。
そんな体で自然分娩?
おかしくて笑笑💦

薬を飲まないならばおっしゃって下さい。
飲まない方に薬を処方するのは
医療費の無駄使いにつながりひいては
医療崩壊につながります。

少なくとも私たちは安産の方法を
知っています。
私たちを信じていただくしかありませんが。

前回安産でも今回そうはいかないお産も
沢山みてきました。
お産はスムーズでも産後に出血が止まらない
そんなお産を見るたびに冷やさない、
食事しっかり摂る、体を動かすことの必要性
何回も沢山の妊婦に伝えてきました。

これは傲慢でも何でもありません。
歩いている妊婦を見たらその方の問題点と
お産の時の姿がだいたい予測できます。
当然、通りすがりの妊婦のお産など
知る余地もありませんが。

だから、お産の森に受診され、
この手で診察している妊婦さんの事が
わからないわけないでしょ?
って言っても
初めてお産の森に来られている
妊婦さん方がそんなことわかるはずもない。

ただ、お伝えしておきます。
何度も何度もその方に必要な事を
お伝え続けるしか私たちはその方の
安産の準備を手伝うことはできないのです。

お産の森に入った時点で丸裸になっている事
忘れないでくださいね。笑笑

ちなみに前回のお産と今回のお産
何がちがうと思いますか?

年齢が違うのですよ。
身体は確実に劣化しています。

その事に謙虚な方は前回のお産より気持ちよく
そして元気にお産していただけます。
私たちをシカトした方はまず安産は無理だと
思って下さい。

謙虚ってなんでしょう?

自分の体の声を聞くこと。

それはいったい誰のため?

赤ちゃんがイメージできず妊娠生活が楽しくない
とおっしゃる方もいらっしゃいますが

別に赤ちゃんのためでなくてもいんじゃない?
だってお産するのは誰ですか?

自分の体が喜ぶことは果たして
身体を芯から冷やす事?
グラノーラを朝ごはんとする事?
グータラ過ごす事?
アドバイスをスルーする事?

それでは不定愁訴は最後までなくなりません。
あげく、難産。
残念ながら、お産は最後ではありません。
育児のスタートです。

産後も不定愁訴で泣いてる方
沢山いらっしゃいますよ。

高いラムネに注意

今回はサプリメントについてお話しします。

大半の妊婦さんが葉酸やビタミンカルシウムの
サプリメントを妊娠前から
あるいは妊娠してから服用されてます。

妊娠10週頃に行う初期検査の時点で
貧血はなく安心されて同じ食生活を
継続なさいます。

すると妊娠20週になりガックリと
ヘモグロビンの値が下がってしまい
貧血になっているのはなぜでしょう?

2種類の事が考えられます。

①普段の食事が相当やばい栄養不足

②①+飲んでたサプリメントが実はただの高いラムネ
 だった。

実は世に出回る殆どのサプリメントが
高いラムネのようです。

貧血予防のエビデンスがあるエレビット
妊娠初期から妊婦さん全員にすすめています。

妊娠中には必ずヘモグロビンの値は下がって
いきますので飲んでいても大量摂取にはなりません。

多少お高いのですが妊婦産が購入されてる
インスタント食品や外食、
乳製品をやめてしまえは
エレビットいくつでもかえるでしょう。

今はとりあえず、1ヵ月分だけ結構です。
購入いただき毎月更新していただければok

エレビットを飲んでいらっしゃる妊婦さんは
そこまで貧血は進まない方が多いのです。

一方エレビットを服用していても
貧血やヘモグロビンの値が上がらない方は
よほど、日頃の食事の栄養が足りないかも?

食事の見直しが必要です。

お母さんの食事は赤ちゃんの食事

葉酸が入っているヨーグルトやジュースに
騙されないでください。

最近妊娠した芸能人が
「昔の人は今のように
便利なものがなかったので
大変だっただろうな」
とつぶやいていましたが

それはどうでしょう?

なぜ今サプリメントと騒がれているのか?
を考えてみればわかります。

現代の食材とくに野菜類は品種改良を重ねすぎ
味ばかりを追い求めてしまった結果
実際栄養価が低下してしまいました。

どんなにバランスよく食事していても
半数以上の女性は栄養不良といわれている
ことがこの事の裏付けともなるでしょう。

また妊娠、出産による体の急激な変化に対し
インスタント食品を多く摂取したり
小麦粉製品を多くとると炭水化物の取りすぎで
タンパク質やカルシウム不足に陥ります。

牛乳で……そんな安易な発想はやめて下さい。

健康に妊娠生活過ごすには
自分の体に耳を傾ける事
その時間的な余裕と練習です。

その為にあらゆる手段をお伝えしていますが
診察中の院長や助産師との会話をきちんと
受け止められていますか?
あれは貴方だけに向けたオーダーメードの
指導内容ですよ。

うけとめないともったいない。

あと残り何回あるでしょうか?

このご時世、いつまでも都内に仕事に
いってんじゃないの。
誰のためでもないあなたとその赤ちゃん

何とかなるなど思わないでくださいね。

6月赤ちゃん会

6月赤ちゃん会
恒例、みんないいたい放題のうちに
お開きとなりました。

やはり大切なのは感謝の気持ち

こんなご時世だから悲しい探しではなき
幸せの数を数えましょう。

私は愛の数を数えます。
愛はいくらあってもよろしい。

妊娠したい方はしたらいい。
自然に抗う事なくさらしたらいい。

悲しければ泣けばいい
甘えたければ甘えたら?
できない方はやり方教えます。

お金の心配しない。
天下の回りものだから
ケチケチしてると詐欺に合う。
正当なお金を払っていれば
変な人は近寄らない。
大丈夫。
気を確かに持ちましょう。

いまお金に困ってないのは
孫社長と前澤社長だけ。
それ以外はみんな貧乏です。

みんな仲間。
他人の虚勢に惑わされないで。

大事なのは愛。

医療事務資格取得おめでとう!

この度、事務の倉持が医療事務資格を取得いたしました。

彼女は覚えも早く、ありとあらゆる補助や
健診、自費の請求で本当に難しい産科の請求を
この数年で理解して仕事をする姿に
正社員としての雇用を検討して
医院から医療事務のスクールに
通学してもらい資格を取得しました。

やる気があればいくらでも応援したい
お産の森。
謙虚で真摯な態度で仕事に向き合っていれば
からなず誰がみて認めてもらえます。

それには何年かかるかわかりません。
数ヶ月でかなうこともあります。
一番重要なのは謙虚さと研鑽する態度。

それを幹部に認められれば
給与も必然的にあがります。

一番ダメなのは
傲慢、依存、他力本願。
自分の足で自立できない方は
何をやっても無理です。