育児の悩み

こんにちは、こんばんは、ご機嫌よう

育児の悩みっていうのは尽きませんね。
それは、私のような専門家であっても
同じ事でした。

専門家であり、いろんな知識をもつがゆえに
悩みを相談し、納得する答えが見つかる
場所や人に簡単に出会う事が困難だったのです。

自然育児の雑誌や会に入会したり
母乳育児の会に入って毎月開催される会合に
長男をスリングに入れて、席を譲られる事もない
電車に乗って大宮から池袋まで通っていました。
カレコレ24年前の話です。笑笑

それは、お産の森で自然分娩、母乳育児、
自然育児についてのレッスンを受けて
知識をつけた卒業生にも当てはまるの
ではないかと思ってます。

他院では、
辛ければミルク飲ませればいいよ、
何かあれば薬を塗っとけばいいよ、
精神的につらければ、母乳を休んでゆっくり
したら良いし、時には精神科に行って薬を飲んで
みてもよい。
あたかも甘い蜜のような指導をうけるかもしれません。

………そしてそれは決して間違えではありません。

しかし、お産の森では、そこに至る前に
まだやれることがあるとアドバイスする事が
できます。

それをお伝えしているのが「赤ちゃん会」です。

当院で「赤ちゃん会」や「クラスANSER」を
無料で毎月開催しています。
お産を目前とした妊婦さん対象の「クラスANSER」
に関しては、2週間に一回のペースでの開催です。

育児に翻弄していた当時の私が知ったら
泣いて喜んだでしょう。

クラスをzoomで参加するのは簡単です。
しかし、実のところzoom開催する側としては
スタッフの身を削らなければ実現できません。

私がクラスに時間を使うと
本来やるべき仕事を他のスタッフが代行し、
代行したスタッフがやるべき仕事を
他のスタッフでシェアしてもらう。

そうしてやっと実現している
クラスなのです。

助産師外来を行なっているお産の森で
私の代行しようとなると人が限られます。

お産も、指導も、クラスもできる
マルチな助産師の存在が。
常時マルチな助産師がいないと
クラスの開催はできませんから
シフトで配置してます。

実のところいくら経験を重ねてきても
お産の森が求めるマルチな助産師など
探しても10人に一人いるでしょうか?

本来なら料金をいただいて然るべき
「赤ちゃん会」だと思います。
しかし、
そこにかかるお母さんの手間や
お金を出す勇気を考慮し、
そんなちっぽけな事を悩みにして参加できない
まどろこしいお母さん達にも配慮し
気軽に育児相談できるコミュニティを
スピーディーに設立したかったので
無料での開催に踏み切りました。

とはいえ、zoomだって30分以上の連続開催には
ビジネス契約が必要ですから
開催コストは決してタダではありません。

開催にあたっては広告、宣伝も必要なので、
裏ではスタッフ達の手間がかかっています。

そこをのんでも私が赤ちゃん会開催に
こだわったのはただ一つ

「子供達を健やかに育てるお母さんを支えたい」
という、ただそれだけの思いです。

もたもたしてたら、死にたくなるお母さんが
出てくるかもしれない………………
いつもそんな事を考えています。

赤ちゃん会があるのを知っていながら
SNSなどから簡単に答えを求める方が
いらっしゃいますが、
SNSなどでお手軽に悩み相談される方は
それほど困ってないのではないかと思います。

人に教えを乞うということは
それなりの労力は必要です。

この赤ちゃん会は2週間健診で使用した
IDで入室できるzoomで
ごく簡単な作業であり、日にちと時間だけ
あわせていただければ参加できます。
しかも毎月開催は決まっています。

それさえ惜しむのですから、
やっぱり参加せずに悩んでるとおっしゃって
いる方はそれほど悩みの優先順位は高くないのです。

育児に楽チンなどありません。
人に質問するときは、ご自身も真摯な態度で
答えやヒントを仰ぎましょう。
そうでなければ、心には残りません。

今、私が皆さんに魂込めてお産や母乳、育児を
お伝えできるのは、子供の為と助産師である
自分のためにどんなに不便でも、学びを優先して
必死で学び、沢山の失敗を
繰り返してきたからです。
現代のように携帯電話さえポピュラーではない
時代でした。

私は赤ちゃん会に時間を合わせて
顔出しで自分の悩みを参加者に聞いてもらう
その必死さに答えていきたいと思います。

その悩みは貴方の悩みであり
誰かの悩みでもあるのです。
それを皆さんでシェアでき、
お母さんの知恵に変えて成長していく
それが「赤ちゃん会」の目的でもあります。

私はいつも伝えていますが、
無知は罪です。
お母さんたちが無知が故に抱える
偏見や想像力不足を少しでも減らせたなら
今より世界平和に近づくことができるのでは?
と考えています。

SNSで一方的に質問され
回答するようなシステムがあったとしたら
果たして「赤ちゃん会」を開催する意味が
あるのでしょうか?

「簡単便利」に使われる人になってはいけません。
「簡単便利」を使う人であって欲しいと思っています。

ちなみに
私たちはプロですので、お産の森にくる個人相談
には育児相談料として費用を頂いています。

助産師外来でも、受診券を利用するのと同じように
電話による育児相談も時間毎に後払いで
相談料をいただいています。

もし、人の前で悩みを話したくないのであれば
育児相談をおすすめします。
詳しくはオレンジテキストに記載されています。

私たちはプロなので責任と共に料金が
発生するのは当然の事です。

おっぱいを見るにも、母乳育児相談するにも
責任があり決して簡単な事ではありません。

ここまでお話しすると、「赤ちゃん会」が
いかに貴重な機会かお分かりいただけましたか?

くれぐれもSNSで簡単にご自身の大事なお身体の
方向性を委ねないでください。

タダは、何が起こっても保証はないのです。

親御さんに「タダより高いものはない」と
聞いたことはありませんか?
タダは、責任はとえないのですよ。

⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎★
次回の赤ちゃん会。
7/8(金)10時〜zoomにて開催します。
zoomは2週間健診と同じID、パスワードで
入室できます。
内容は
「離乳食を始めるにあたって知っておきたい事」
について、講師をお迎えし質疑応答含め
1時間でお送りしたいと思います。

ぜひこの機会に離乳食だけでなく
食について考えてみませんか?

参加お待ちしております。

立ち会い分娩何のため?

こんにちは、こんばんは、ご機嫌よう

春は憂鬱な雨が多いですね。
冬とか夏とかの雨と違う重さを感じます。

卒業とか別れとか入学とか
嬉しくもありますが、なんか好きになれません。

講堂で寒い中コートも着ないで
じっと椅子に座って校長や迎賓、役員の
つまらない話を聞くって
結構過酷です。

中高生でもあるまいし
この歳になって校長先生の話の途中で
倒れても可愛くないですしね。笑笑

梅雨は洗濯物が乾かない、カビる、腐る、
湿気多いのいやですね。

春から夏は私の最も嫌いな季節です。
春から夏って何でこんなに憂鬱になるのでしょう。

夏は幼少時も体力なかった私は
プールに行くとプール熱や、熱中症にかかり
帰りは肝心の自転車がパンクして
猛暑のなか押して帰るハメになったこと数しれず
夏のプールはトラウマです。

風疹にかかったのも夏でした。
夏と聞いただけで、今でもクラクラします。

自宅近くに海がありましたが、
海で死ぬ人の話は毎年何かしら…
溺死した幼児のはなし、
無理心中した人の話
それも妊婦さんだったり
「海は怖いもの」という感覚は常にありました。

クラゲやヒトデに刺されたり、
貝を踏んで怪我したり、溺れかけたり大変でしょう?
潮干狩りだって、下手くそだったので
子どもの貝を沢山取っては叱られました。

私にとって、海とは楽しい場所ではなく
禊や浄化、食物を捕獲をする場所であり
生半可に遊ぶ場所ではありません。
海‼️舐めたらあかんぜよ!の感覚です。笑笑

だから、海も夏も嫌いです。

山はというと、これも小、中学校と
遠足といえば山、夏キャンプも登山でした。
どんだけ山あんねん!ってくらい
色んな山にのぼらされました。

遠足とは名ばかり、正直地獄です。

今流行りのキャンプだってなんですか?
テントの中でなんて寝れませんよ。
背中痛いし、暗いし
虫もくるし、見たことない生き物も
声だって外に筒抜け。
テントで恋バナとかしたら大変です。
素人のつくる飯盒炊爨はバサバサで最悪⤵︎

登山とか流行っている意味がわかりません。
登山しなくてもロープウェイとかあるでしょ?

登山も一歩間違えると遭難しますからね。
登頂したときの景色?
そんなの画像で充分想像できます。
実際に登山する必要なし。
帰宅してからのダメージ大きいです。

「自然」という名の生き物には
敬意を払わねば危険を伴うのです。

私は自然界に簡単に足を踏み入れる事はしません。
必ず準備が必要だと身をもって知っているからです。

自然に向き合うときはあらかじめ体力が必要。
体力がなければ、自分からロープウェイや
船を🚢使うことも惜しんでは行けません。
命がかかっているのですから。

夏になると、川の中洲でBBQやキャンプを
やっている時に、大雨洪水警報がなって
注意喚起されても従わず、そのまま流されて
子供を含めた5〜6人が亡くなった事故が数年前に
ありましたね。

なぜこんな大惨事になったのでしょうか?
答えは簡単。
人の話を聞かないからです。

自然の猛威を知らない人はただの傲慢。

お産も実は同じ事。

自然をしらずして妊娠生活を過ごし
自然をしらずして自然分娩を当然に望む妊婦
私は危険を感じます。

自然分娩には少なくとも3つの要素が揃わないと
自力で産む事はむりです。

1.娩出力
陣痛、いきみ
2.産道
骨産道、軟産道
3.娩出物
胎児、胎盤とその付属物

この3つがお産に向けて同時に上手に働く
事が必要なのです。
一つでも欠けると、自然分娩どころか
経膣分娩さえ難しくなります。

そのためになにをしていたらいいか?
というのを助産師外来で指導して
院長のとこで、確認、診断しています。

外来で言われたことは全て必要なことですので
やはり一つでも欠けていると
自然分娩は無理な事が多いです。

例えばウンコ
あまり重要にとらえていない方が多いのですが、
これに関しては、お産の際の漏れ出るウンコ予防
だけを危惧してるわけではないのです。

このウンコが原因で経膣分娩できないことも。
便秘して詰まったウンコは硬くなり
赤ちゃんが降りてこない原因につながり
最終的に分娩停止してしまい帝王切開に
なる事もあります。
自己管理できなかったウンコのせいで。

また、ウンコのでてる出ていないの確認は
食事バランスや摂取量を予測することができます。

先ほども話したように、
自然に向き合うときは体力が必要です。
食事が身体をつくります。

しかし、いくら言っても食事に手をかけません。
サプリメントは殆どが高いラムネです。
と言っても高いラムネをやめないまたはエレビットに
変えない。

高いから。

命より高いものはありますか?

では、自分に掛けているのではなく
赤ちゃんに掛けているという考え方は
いかがでしょう?

お産にストレスがかかると
赤ちゃんは間違えなく、呼吸障害や黄疸がでます。

これは妊婦の準備不足としか言いようはありません。

後悔する前にやるだけのことやりましょう。
もう、育児は始まっているのです。

最後に本題の立ち会いですが、
まだ目処がたちません。

ところで、立ち会いって何のために希望して
いらっしゃいますか?

良く聞くところでは
「私が苦しんでお産する姿をみせて、
大変な思いをして産んだ事を知ってほしい」

………………希望されてる方に申し上げにくいのですが
奥様のご希望に添えるご主人の姿って数えるくらい
ではないでしょうか?

お産はとくに初産婦は夢をみてらっしゃるので
人格が変わることを知らないと思います。

相当な悪態で暴言も吐くなど理性が飛びます。
そうでなくても、自分が苦しんでいる時に
大抵、横で夫は寝てるか、スマホいじってます。

お産も佳境を迎える頃は………………
キングギドラになってるかもしれません

奥様人格が変わっても受け止めてくれるような
ご主人だとよいのですが………………
だいたいのご主人は引いてますね

そもそも、受け止めてくれるような旦那様とは
実は普段からお優しいし、寛大な方です。
奥様を心から愛していらっしゃるのではないか?
と思います。

あまりに献身すぎて、お産中から何も飲み食いせずに
お産が20時間後に終わったときに
低血糖と疲労で転倒したご主人が過去3名
いらっしゃいました。

私たちが見ていても、本当に優しくて
良くがんばられましたね。と言える立ち会いでした。

しかし、ほとんどのご主人は、陣痛中の妻をみきれず
何かあるたびに本人よりナースコールを鳴らしまくる
旦那は「もう帰ってください」的な感覚になります。
その部分をあなたがやるために立ち会いしてるんでしょ?
とまま言いたい。

もし立ち会いをご希望されるのであれば、
登山や遠泳に二人で臨む覚悟で
いてほしいのです。

お産は命が生まれるのです。
痛い、苦しくてあたりまえ、
そのあたり前の状況を夫が受け入れ、支える事で
立ち会いすする意味があるのです。
さすってみたり宥めたりするのが
立ち会い分娩である事で赤ちゃんが生まれるのを
見るだけじゃただのギャラリーなのです。
そんな立ち会いを望んでいらっしゃいますか?
立ち会いの目的。忘れないでください。

赤ちゃん会&クラスQ&A告知

皆さんこんにちは、こんばんは、ご機嫌よう

来る6/10金
10時から赤ちゃん会開催します。
産後1か月の方から1年までのお母さんと赤ちゃん
産科お待ちしてます。

途中参加、早退可。

毎回、テーマはその場で聞いて話し合います。
だれでも主役。
みんなで知恵出しあい。
正解が見つからない時もありますが、
誰がに聞いてもらったことが大事。

一人じゃないことを感じて欲しい会です。

同じく14時からはクラスQ&A
iPadのクラスを受講された妊婦さん
30週以降から参加OKです。

お産に心配なこと
母乳に心配なこと
育児で心配なこと
入院にあたり心配なこと

その他、色々あるとは思います。
ギリギリに参加されても間に合わないことも
多いので出来るだけ早めの参加を
おすすめします。

参加人数制限はありません。
コロナに感染していても
体調に問題なければ参加OK

お産の心配事はお産の前に❤️

いいじゃん

育児休暇 いいじゃん 
取ればいいじゃん
取らないのはなぜ?

母子健康管理カード いいじゃん
出せばいいじゃん
出してくれない産科ってなぜ?

理由を明らかにしよ
納得いかないなら別の産科にすればいい

赤ちゃんが一番 いいじゃん
当たり前じゃん
身体大事にしよ

それは誰も介入することのできない
母と子だけがわかる生き心地

赤ちゃんが生きにくいのは
全部だめ

赤ちゃんは大人たちが全力で守るもの
それが道理ってもの

自分達の都合で妊娠や出産をあきらめないで
産める術があるはず
まずそこを優先順位で考えて

自分で育てられなくても誰かが
育ててくれるかもしれない

特別養子縁組、養子縁組、里親
色々あります。

赤ちゃんを守る事
大人が真剣に考えて

生まれたい、いのち
それは誰が産んで誰が育てるのかは
重要ではない

無償の愛を持って育ててくれれば
それでいい

どんな豪華な生活よりも
貧困であったとしても

魂はこの世界で沢山の経験と感動を
体験しにやってくるのですから

妊婦さん
どうかお腹の赤ちゃんを大事に育てて下さい

目に見えないから想像つかない
妊婦さんは沢山いらっしゃいますが
あなたしか、お腹の赤ちゃんを守る事は
できないのです

お産は妊娠の集大成であるだけ
その先の方がうんと長い

その先に何が待ち受けようと
受け入れる覚悟で産みましょう

妊娠したのだから

産めないのであれば、
はじめから
避妊をすればよいだけのこと

大人のマナーです

避妊をしなかったカップルに
妊娠を拒否することは矛盾なのです

中絶は人殺しと同じ事

男性も。女性も。忘れないで

どうかこの劣悪であり美しくもある世界に
生まれてこようとする果敢ないのち
どうか産み出して下さい

安産への眼差し

妊婦健診で話してる意味についてお話しします。

足だし不要
なぜなら、足には婦人科の経絡の集合体
足を冷やすのであれば安産は諦めなさい。
といっておきます。

最近はワンピースやワイドパンツで足元が
スカスカの妊婦ばかり。
大丈夫ですか?
自然分娩どころか自力で分娩する事もままなりませんよ。
あと5ヶ月後のお産が私は怖くてしかたありません。

脚出ししている妊婦が安産する姿を
見た事ないからです。

何のために妊婦が脚をだすのか?

説明していないならともかく
脚は出さないで!と何回外来でお伝えしたことでしょうか?
心得クラスでも勿論お話しています。

ハイソックス、レギンス、レッグウォーマー
着用して温めて下さい。

これを
妊娠初期の心得クラスでも話し
毎度の健診でも話しても
全然改善されない。

そんな妊婦から、お産が辛いだの、怖いだの
まして、経膣分娩できなかった事で
グズグズ悔やんだりされたくありませんね。

直接、指導されてるにも
かかわらず生活や服装を改善できない。

という事は最早、安産する気がない。
もしくは、お産の森を信用していない。

ってことになりますよね。

だったら仕方ありません。
すべて受け身でお産に臨んでください。

いくら準備不足で予想したお産にならなくても
それはあなたの望んだお産なのです。

「指導を受け入れないという選択」をした
のですから、結果、望んでいる事になるのです。

安産は夢でもなければ空から降ってくるもの
でもありません。

全ては準備なのです。

現代は普段の生活から怠惰になりました。
なんでも楽チンに出来てしまう事で
怠惰に慣れてしまっているのです。
掃除、洗濯、料理、食材調達、風呂
なんだって便利で労力は0zero

お産のロジックは
人間が発生した時から変わっていません。
しかし、人間の生活習慣が変わった事で
昔より遥かに難しくなってしまいました。

トイレも、家事も、移動手段もすべて
楽チンになり、
それと引き換えに骨盤を使わなくなりました。

体を動かさない生活
好きなものを好きな時に食べる食事
そして、責任不在のスマホ生活

足は丸出し、クーラーや扇風機で
冷え切った身体、動かさない筋肉、
食事と言えない食生活
結果ヨボヨボの身体で赤ちゃんだけ大きくして
昔と変わらないお産をするわけですが、
同じような安産はできません。

これまでのお話だけでも
普段の生活を改善して体を鍛錬しないと
安産できるわけないこと想像できませんか?

これまで多くのお産を診てきました。
妊娠中から、前向きに身体と向き合い指導内容を
生活にドンドン取り入れた妊婦のお産と
全くスルーして、指導を聞き入れなかった妊婦のお産。

結果、お産は皆さんの想像通りです。

要するに、当院での指導は安産にとって
必要不可欠であり有効であるという事です。

中でも有効だったと感じるのは
スタッフとの信頼関係です。
指導されたことを信じて黙々と行う。
お産の森は、叱られにくるとこではなく
身体に合わせた次のメニューを受け取りに来るところ。
その関係こそが理想のお産にコミットするのです。

当たり前ですが、正常分娩は助産師と看護師が
責任持ってリードしていきます。

信頼関係ができていたら、
それだけで身体が緩んでお産したい身体になる。
というのが私の持論ですし事実です。

それでも現代の妊婦はグータラ生活
甘くて食べやすい物ばかりムシャムシャ食事
内診が始まるころには
お産が怖いとビクビクメンタル
妊婦がそうであるというより、そんな時代に
なってしまいました。

それを変えることは皆無ですが、必要以上に
自身の生活にその便利さを受け入れないことが
安産への道とも言えるでしょう。

なぜ妊婦が怠惰な生活ができてしまうかというと
医療者との信頼関係が構築できていない事と
医療者への依存からではないでしょうか?

「困ったらなんとかしてくれるでしょ?」
という傲慢。

応えは
「ええ、勿論です。
あなた自身が頑張らない事には
何ともならないことを、
時間をかけてわかっていただきます。」

魔法の薬はありません。
もしあったとしても、使えたとしても
そこにも苦痛が伴います。
苦痛の上の苦痛………………

浴びたいですか?と尋ねたくなる妊婦が
現時点でも何人かいらっしゃいます。

経産婦でもお産が終えるまでお産を
想像できないようです。
時代背景に、出産数の減少で前回のお産の流れを
忘れてしまっている、人のお産を見ることがない、
お産事態を知らない。
それにより想像力が起動できない。

お産には関係ない情報量がネット上多すぎで
脳が重くなっているのか?と思っています。

そんな妊婦さん達へ私から伝えられる事は
助産師外来でも伝えている、
ごくごく当たり前の事です。

処方された薬はすぐに取りに行きましょう!
勧められた事は直ぐに実行しましょう!
体重は無意味に増やさない!
増やし方のコツをよく思い出して!
体を動かしてグータラ生活から脱します!

ご安産のためなら、何なりとお聞き下さい。

zoomクラスの活用

こんにちは、こんばんは、ご機嫌よう。

本日はお産に対する不安をひたすら
訴えられる妊婦へのアドバイスです。

妊婦だから、不安は当たり前、優しくして欲しい
はスタンダードに通じる事でしょうか?

お産の森では、その不安や恐怖に寄り添う
努力を試行錯誤しながら考えています。

不安を連呼される妊婦が必ずしも
不安解消のための努力や工夫を
行なわれているでしょうか。

ヨガ、骨盤ケア、クラスの視聴、参加
ラズベリーリーフティやお灸、レックウォーマー
漢方内服、便秘解消、栄養補給、運動

沢山の事をアドバイスしていますが
不安を抱えたどれだけの方が積極的に
不安解消をされてるのか?

先日のクラスANSERの参加人数を見ても
ヨガの参加状態をみてもそれは
明らかです。

結局は受け身でその時になって誘発分娩を
促されると不本意だと文句をいう。

こんなはずじゃなかったという。

では、どんなはずだったのでしょうか?

★説明を受けてない。
→説明を聞いてないのかもしれません。

★不安なのに寄り添ってくれなかった。
→不安を乗り越える行動をされずにお産まで
過ごされていたのかもしれません。

★何も教えてもらえなかった。
→よほど、外来での話をスルーされていたのですね。

切迫で安静だったのに、38週で誘発になる。

これはよくある事です。
安静にするのは早産までですので36週まで

それ以降は赤ちゃんの肺の成熟も哺乳力も
まずまずで保育器に入らずとも自力で外界の
生活に順応出来る確立が高いので
産まれてきても問題は少ないです。

しかし、安静の間、運動量が少ないにも関わらず
高カロリー食を摂取されたことにより
赤ちゃんが成長してしまい巨大児になってしまうと
それはそれで問題が起こります。

特にお産においては、微弱陣痛、弛緩出血
裂傷がひどくなってしまったり。

その前に、お母さんの内臓機能も悪化してしまうリスクも
妊娠性高血圧症になってしまい、そこから悪化
すると更に命の危険性を伴うことにも
繋がります。

その時期を見定めるのも大事なポイントなんです。

知識のない方には一見矛盾のように感じられる
かもしれませんが、外来では院長はじめ、助産師が
診断し判断する内容はそんな簡単な事ではないのです。

勿論、前述した項目を生活にとりいれ
切迫早産でも、安全にすごせる生活をなさっている
方や、体質である方なら起こり得ない事象なのです。

妊娠って女性のライフサイクルからいうと
早い方で10代後半から40代前半と
幅広い年代で営まれる事ですので、
どの世代でも同じ扱いな訳もなく

17歳未満から35歳以降はハイリスク
特に40歳以上になれば超ハイリスクになります。
それは受け入れていただかないといけない事実です。

自然分娩しかできない助産院では
40歳以降のお産はできません。

それだけ高齢出産とは管理出産が
必要になってきます。

「自分ではどうしようもない年齢のことを
ごちゃごちゃいわれた。」
などと、罵る方がいらっしゃいますが
どうしようもない年齢だからなお、気をつけないと
いけない事を、口説くお伝えするのです。
それ以前にごちゃごちゃ言われてないと
行動に移せない方だったのかもしれませんね。

高齢であると内臓機能の悪化も進みやすく
高血圧に陥ると常位胎盤早期剥離がおきて
赤ちゃんより先に胎盤が剥がれやすくなり
胎内死亡につながります。

お母さんの身体も負荷がかかりすぎると
①妊娠高血圧症、②子癇発作(痙攣)、③HELLP症候群
(赤血球の溶血、肝機能障害、血小板低下)がおこると
母体の生命危機がでてきます。

ちなみに上の③病態はあっという間にできあがります。
時間勝負の病状です。

誘発分娩を勧めようものなら
胃切り立って拒否する
(とくに)高齢妊婦にいらっしゃいますが、
これを説明しても全く理解しようとはされません。

理解できないのかもしれません。
ご自身が、高齢である事を認めたくないか、
あるいは怖いか?だと推察してます。

でもね、お母さんが亡くなってしまったとき
赤ちゃんが亡くなってしまったとき、
ご自身が誘発分娩や帝王切開を拒否された事に、
責任とって下さいますか?

もし、責任とって下さったとしても(ありませんけどね)
亡くなった命って戻ってこないんですよね。
きちんとカルテに記録しますが、結局は医療者側の
責任なのです。

そのために、健診に来てくださって
いるのではないですか?
っていつも思います。

何のために妊婦健診なのでしょうか。

そんな方は助産師をまず信用されません。
医師しか信頼してない。
それでも、医師から説明しても同意はしませんけどね。

年を取ると、謙虚さってなくなりますね。
でもその謙虚さが命綱だったりするんですよね。

みなさんも、美しい年の重ね方しましょうね。

まあ、とにかくギリギリになって地団駄をふむような
みっともないお産をする前に
妊娠中からやるべき事をやっておきましょう。

言っておきますが、お産も産後も
お母さんや赤ちゃんのケアをおこなうのは
看護師や助産師ですからね。

守谷の嫌われ者

こんにちは。こんばんは、ご機嫌よう。

先日は午前赤ちゃん会、午後クラスANSERで
ご参加いただいたお母さんや妊婦さん
お疲れ様でした。

私は、午前、午後でパーティをハシゴしたような
気分でかなりハイテンション⤴︎

そのあと急に脳内モルヒネが枯渇してしまい
しばらく使い物になりませんでした。笑笑

先日多分85くらいになる母が軽いオペをしたので
様子がてら電話をしてみました。

いつも、クレームの話をしているので
母は本気で「守谷の嫌われ者」になってしまって
いるのでは?と心配していた様子。

別にそう思う人もいても全然おかしく無いけど
今や「守谷にはなくてはならん存在ぞな。」と
嘘ぶいてみたら、

マジでホッとして「そんなら、よかった。
うちの娘が縁もゆかりもない
守谷の地で嫌われ者になってたら、
申し訳ない」と。

………………母にはいいませんが、
大丈夫。既に守谷の嫌われ者です。が
妊婦さんや産婦さんを愛する気持ちは
だれより強い。無償の愛に溢れておりまんがな。

世の中には
無償の愛を受け取る能力のある人と
そうで無い人がいるだけの話。

だって仕方ないじゃ無い?
能力の問題ですもの。

医療に望まれる事と必要な事

こんにちは。こんばんは。ご機嫌よう。

GWは仕事のまま、SNS媒体に向き合って
広告活動をやっています。

GWなど全く関係ないこの業種です。

話しは変わりますが、
最近本当に「優しくしてほしい」という文言を
SNS上よく目にします。

「妊婦なんだから優しくしてほしい」?

ボキャブラリがないので、表現力が足りない事を
お許し下さい。
妊婦の健康管理をしている医療機関に
「優しさ」を求められるのはなぜ?
確かに、待ち時間中の配慮や、受診の配慮などは
ありますが、指導内容をどう優しくしますか?
逆でしょ?
自身の健康管理や赤ちゃんの安全をきちんと守って
生活下さい。そうでないから、注意されるのです。

具体的に申し上げますとね、
食事を適当にしか摂取しない。
一日一食、ご飯はポテチ、フルーツグラノーラ
たこ焼き、プリンなど。
便秘1週間。
GW中、外食三昧で後期なのに体重3kgUP
胎動カウントしない。

これについては事前に良くない生活として
指導されているはず。
その上、赤ちゃんの元気かどうかのチェックを
怠るとなると、身も蓋もありません。

どうやって私たちは赤ちゃんとお母さんの
安全を守れば良いのでしょうか?

医療は接客業でありませんので必要以上に
営業トークや営業スマイルがなくても
医療を安全確実に行うことが何より重きを置いて
教育をうけました。
学校でも営業スマイルを私の世代は習っていません。
今はどうか存じ上げませんが。

「優しくされたい」と思うだけでは
ただの依存なのではないかと思うのです。
何も準備されてないでまな板の上の鯉で良い。
という方ならば、もう諦めますよ⤵︎

優しくされたい人は大抵、要望や主張(言い訳)が
めちゃくちゃ多い。

これまでに指導した内容や準備をコツコツと
なさって来た方には強く言う事などありません。

「口調がきつかった」と
感じている方はコンプライアンスが
悪いから。

結局自身の身体を酷使することばかり
なさっていたから結局、指導する側としては
語気が強くなってしまう………………そんなロジック

当たり前に生活されている方に、語気を強める
必要もありませんしね。

結局、責任を果たさず主張ばかりなさる妊婦は
準備できてないから、お産で辛い想いをする
だけなのですが、そのままを伝えている結果だと思います。

そんな方はスムーズなお産になりませんから、
結果的にSNSに病院の態度が悪かったと
自分態度は棚にあげ
不平不満を書き散らしているのです。

いつから、受診する側がこんなに偉くなったの
でしょうか?

私たちは物を販売している店員ではありません。
妊婦の身体を健康に保つために身体を診て安全に
お産できる様に管理している国家資格をもつ専門家です。

専門家の説明をスルーして理解しなかった事を
「スタッフの態度が悪い」という言葉に
置き換えるのはどこかで、自分は悪くない。事を
主張されたいのでしょうから、あえて実態を説明
してみました。

待たされる問題。

お産できるクリニックで待ち時間が長いことを
ぼやかれる妊婦多いですね。
体調がお辛い時は受付まで相談下さいとアナウンス
しております。
お産や救急処置が入ったときもお一人お一人
声をかけて回っています。

私どもも出来るだけお待たせしないよう努力しています。
しかし、こんなに理解力がない妊婦を前に
健診するのですから
どこの病院も待ち時間は長いのではないでしょうか。
サラッとあしらうと、冷たいだの態度悪いなど
書き込まれますからね。そりゃじっくりお話ききますよ。

産婦人科のクリニック自体が少なくなり
一ヶ所に集中しますでしょ?

なぜ産婦人科が少なく
なっているのか?考えた事はありますか?

産婦人科を運営し、昼夜、休日関係なく運営しても
文句をSNSで散らかされるわ、言い掛かりや文句
強いては訴訟がたえないからです。
産科経営の旨みなど何一つありません。

それでも黙々と未来の日本のためにお産介助を
やってきたのですが、SNSを見るたび正直辟易してます。

また、「ドクターがお産のときに間に合わなかった」
と訴える無知な妊婦も多い昨今ですが、
正常分娩であれば、法律上では助産師だけで
解決出来ることお見知りおきくださいね。

とくに院内助産院を自でやっている当院としましては
お産経過に問題なければ最後まで助産師だけでやります。
最後の傷はドクターに診てもらいますが、
ともかく正常分娩でしたら、特にドクターは呼びません。

それはお産のクラスでもお伝えしています。

異常分娩に限り
ドクターコールします。
なので、正常の判断ができる助産師に限り
自立して分娩介助についているという事です。

当院でドクターがいないとお産できない助産師は
腕に自信がないか、未熟なため一人でお産しては
いけないと上から指導されている助産師となります。

ちなみにこの内容はクラスで全て説明しております。
SNSに書き込む妊婦は自己の責任であるクラスの内容も
理解せず、主張ばかりをする傾向にある事が
証明できました。

ついでに、産後の記憶は曖昧なものです。
噂の中には色んな感情で改ざんされて出来上がった
口コミがほとんどである事を伝えておきます。

GW

こんにちは。こんばんは。ご機嫌よう。

3年ぶりの規制なしのGWですね。
たのしみにされてたかたも多かったと思います。

しかし、くれぐれもTDLやUSJなど
アミューズメントパークにいってはしゃがないで
下さい。
ライブ、コンサートも妊婦が参加できるものは
かきられています。

過去、TDL、花火大会会場、AKB48ライブから
切迫早産になり最悪、会場から救急車で
搬送になった方もいらっしゃいます。

本人は想定外だったでしょうが、想像すれば
わかることですね。
何より、赤ちゃんはさぞかし怖かった事と思います。
また、花火大会となると足下は暗く足場は悪く当然狭い上
大勢の観客がいらっしゃるわけです……………
破水でもしたら、分娩場所にもなります。

ちょっと思考すれば、子供を連れて妊婦が
行く場所ではない事くらい皆さんだったらお分かりですよね。

コロナが流行り始めたころ、近畿地方に車で
出掛けらたお産直前の妊婦がいました。

当然、何事も無く帰ってこられることはなく、
到着地で陣痛が始まり大慌てで分娩場所をさがし
やっと受け入れてくださった総合病院に搬送され
何とかお産なさいました。

これを無事とおっしゃるのであれば、間違いではないかも
しれません。しかし、帰宅しなければなりません。
新生児は長時間車や電車、飛行機など乗り物
に乗せられるとストレスを感じ、黄疸などが酷くなったり
する事もございます。
決して無事でよかったというレベルの行動ではありません。

思考する事をケチらずきちんと考えて行動しましょう。
「その行動今でないとだめですか?」