無痛分娩どーすんの!!

皆さまご機嫌よう、お元気ですか?

最近、無痛分娩を謳ってからというもの
昔から、ご愛顧いただいている、
お産の森ファンの皆様に、
ガッカリ感を与えてしまったこと
言わずもかな感じております。

しかし、時代が望むは
お産の森が推奨している
自然分娩よりも
無痛分娩に変換されつつあります
故に時代の流れに抗えずと
いった理由もあり、ご理解いただければと思います。

無痛分娩は産科でのお産の選択肢として
なければならない時代
本当に残念な時代です。

そうなると、人の常として「ない」産科より
いざという時「ある」を看板に出した方が
産科を選びやすい時代になったようです。

無痛分娩をやって無くても、お産はできます。
ただ、私には無痛分娩が増えた理由もわかります。

それは、儲かるために産科を運営する産科Dr.
最近始まったことではありませんが、
いつかお母さん達が陣痛を感じずに
お産する事を求めた時には商売化され
儲かるための無痛分娩であるという事

無痛分娩をしようと考えている方は
無痛分娩のデメリットをしっかり
理解されてますか?

産後の全てにまつわる大事な事です
ホルモンの放出を抑制させてしまうため
産後母乳の分泌が、悪くなると言われてます。

本来、母乳とはどんなに出づらくとも
助産師や看護師のケアによって
分泌を促すこともできますが、
最終的にはお母さん自身が頑張っていただければ
母乳分泌は難しいことではありません。

無痛分娩はそれさえも難しくして
しまう傾向にあるという事です。

無痛分娩をやることのメリットに
よく挙げられているのが、
「産後疲れが少なく普通に動ける」

とよく言われていますが、
これまでに私が過去に無痛分娩の産婦さんを
見てきた経験上
当院で自然分娩された方との差はあまり感じません

最近では、産後の疲れを癒す事の重要性を
あたかも必要ないかの様な扱いをなさいますが、
産後のグッタリした疲労感は
「産後の疲労」は実は女性の一生からいうと
大変必要なの時間なのです。

当院長の腕が職人が故、また
産婦さんにこれ以上痛い思いを
させたくないために、痛くないように
上手に縫合してしまう結果

他院でお産された方とは全然違う産後生活に
(産後聞いていたより全然おしもが痛くない)と
なってしまい、動かないで1ヶ月は安静にといっても、
あっちフラフラこっちフラフラ………
それでは、エネルギーがバランスよく回らず
途中失速してしまいますり

せっかく院長の腕や看護ケアで入院中
産後の疲労について創意工夫しても
赤ちゃん以外に動き回られたら
産後の肥立が悪くなります。

産後の疲労感の少なさというのは、
本来体の機能を十分発揮されるためには
ほどほどで充分だと感じています。
無痛分娩のように、いつもと何ら変わらないと
感じられるような状態ですと
更に身体は麻痺してしまい、体の機能が
正常で無くなるのは当然の事です。

なぜなら、何人赤ちゃんを産もうと、
必ず胎盤も
出てきます。

皆さんはその胎盤見たことありますか?
直径約20cm位の円形または楕円の大きさをした
赤ちゃんに栄養を運んでいた
血管のかたまりが胎盤です。

お産がまだこれからの方は是非お産後に
「胎盤を見たい」と
バースプランなり、声かけなりしてみてください。

胎盤は赤ちゃんが産まれた後に、
ズルンと出てきます。
それが胎盤です。
それってどこから出てきたかわかります?

もちろん子宮の内側ですが、
胎盤は子宮の壁に張り付いて
赤ちゃんはそこから酸素や栄養を
供給してたわけです。

胎盤が剥がれてしまえば、子宮の内側には
胎盤と同じだけの傷が残っているはずです。

その傷が、子宮が収縮させて多少面積は
小さくはなりますが、
傷があるにはかわりません。
そこから出てきてるのがオロです。

オロはお母さんの体調の回復によって
徐々に治っていき1ヶ月くらいで、
傷が治るからオロがなくなるのです。

オロが無くなった状態を元の体に戻った
ということなんですね。

逆を言えば、オロガ継続していることはまだ
体が治っていません。
まだ養生してくださいという印でもあります。

無痛分娩でいくら身体のダメージが少なかったとしても、
同じように、胎盤は排泄されます。
ということは、子宮内に先ほど申し上げた傷は
当然、存在するのです。
そのため、いくら身体が楽だからと言っても
同じ様に産後1ヶ月は安静や養生は絶対必要な
行為なのです。

無痛分娩を推奨するのであれば、メリットばかりでなく
デメリットを同じ様に説明しないといけません。

当院で無痛分娩に対し興味があるといってこられる
妊婦さんは沢山いらっしゃいます。
しかし、妊婦さんと向き合って話しをすると
妊婦さん方は100%「無痛分娩はやめた。」
ってことにいまのとこなってます。

なお、余談ではありますが、30年以上前から
フランス、アメリカで言われていたことですが、
無痛分娩でお産されたお母さんの自○率の高さ。

これは、欧米で流行り始めていた無痛分娩で
亡くなったお母さんたちの情報をデータで表した物。
随分前の情報ですが、いまもパーセンテージは変わりません。

そして、今都心ですごく無痛分娩が流行して
いますが、そのデータを細かく精査されてるかは
わかりませんが、産後のお母さんの自○率が
異常に高くなったため、今急いで「産後ケア」を
促している様に、私には見えるのです。

信じる、信じないは自由です。
無痛分娩で産むか、お産を楽しみながら産むかは
あなたしだいです。

当院では、お産を楽しみながら学ぶことができ
知識を高めながらお産の準備ができるため
妊娠〜お産〜育児までかけがえのないものである
と感じるお産ができます。

それは、放置分娩しないからです。
「何故無痛分娩をやりたいと思うのか?」と
リサーチしたところ、お産の時に寄り添う
専門家がいないからなのだと確信しました、

正直、お産中の、産婦さんに寄り添う産科医院って
ほぼありません。
それは人材不足または削減あるいは知識不足

陣痛の中放置は辛いですよね。
当院では時間やタイミングに差はありますが、
できる限り優しく寄り添います。

もしかしたら、外来で当たりがきつい助産師、
厳しいだけの助産師、体重ばかりに固執して
指導してくる助産師が過去にいたかもしれませんが、
その様な異端はとっくに自然淘汰されています。
ご安心して受診下さい。

無痛分娩お考えの方、当院でも無痛分娩をやりますが、
決める前に当院に医療相談されるという選択もあります。

皆さんお待ちしています。

長文お付き合いいただきありがとうございます。