最近思う事

最近の日本人の傾向としては、
安かろう悪かろうの精神が、
安くても良いものを求める
大変おぞましい価値観へと変わっていきました。

そして新しいもの好きで次々と新しいものを好む思考

結果、その短絡的思想が何を産んだでしようか?
正に現代の不況です。

政府の政策に乗せられた事もあるでしょうが、
多くは安いモノを好んでおきながら高品質を
望む、横柄な日本人の態度が全体の品格も経済も
落としているのでは無いか?と思うのです。

野菜だって安く物を求めれば、農薬が沢山かかった
規定の形のもの。規格外のものはさらに安く叩かれて
しまいます。

農家の方はギリギリでお野菜を作っていらっしゃるので
天災などに見舞われると次のシーズンには苗も買えず、
借金して次のシーズンに備えると聞いたことがあります。

服ひとつにしても、どれだけの工程で作られて
いるでしよう?

皆さんが安くて、しっかりしている!と喜んで買っている
ファストファッション。
○○クロ、○○良品、○A○A、、、、、

これらどうやって作られているのか
考えたことはありますか?
どうやってあのような品物があの価格で世の中に
出回れるのか?
考えてみてください。

新疆ウイグル自治区で生産されるウイグル綿。
ファストファッションには殆どがこの地域で
強制労働のもと作られています。

日本人も、次のウイグルにならないように
ノーと言えないといけないと思うのです。

ただ安い!可愛い!の御花畑ではダメなのです。
何事も対価が存在します。

どこでも安く叩き、安いが良いとすると
結局は自分の労働にも少ない対価しかかえって
こなくなるではないですか?

お金は循環してるのです。
みんながケチると全体が貧困になるのです。

安かろう悪かろうで良い方は構いません。
しかし安かった事に品質を求めないで下さい。
それが、社会全体の貧困そのものなのだと思うのです。

建物だって過去に安くて立派なマンションや
戸建て住宅がどうなりましたか?
手抜き工法で家は傾き、マンションは杭が足りず
傾き住む事もできません。それが有名メーカーでした。

安い物には必ず裏があることをまず疑って下さい。

日本人は安いモノに慣れすぎです。
ちゃんとしたサービスや物を所望する時は
それならの対価がかかるという事を忘れないで下さい。

安いモノの裏では苦しんだり、
悲しんだりする方が必ずいると云う事です。

13年経ったお産の森の高尚さも
13年経ってもわからないで、
費用ばかりを取り沙汰され
高い高いと叩かれます。

傷口を縫ってる糸。
高級な糸で丁寧に時間をかけて縫合します。
円座なしで座れるように
産後の生活のクオリティがよくするために
その為には、どこか時間を使わなくてはいけません。

昼間なら外来をとめて結果
待ち時間長くなってもご理解いただける方
ばかりではありません。
夜中なら睡眠時間を削っております。
全ては赤ちゃんとお母さんの為。

産婦人科を運営するのは人間です。

産後の生活→つまりは育児ですので
できるだけ育児に支障のないように
丁寧にやってきた13年です。

夜中授乳の時間に授乳が形にならず、授乳に奮闘する
産婦さんの部屋を夜中でも構わず訪室し介助してます。

親切丁寧に妊婦さんが患者さんを診察する。
寄り添う。つまりは時間がかかる事なのです。

助産師は常にブラッシュアップしてますので
助産師外来では、毎回新しい情報に
触れられられるはずです。

院長の内診は痛くないでしょう?

内診が嫌手な方は沢山しらっしゃいます。
時に毎回内診台の横にスタッフが寄り添って
診察中はディズニーランドの話をして気を逸らし
やっと診察される方も中にはいらっしゃいました。

緊張して脚をなかなか開いてくれない
妊婦さんもいらっしゃいましたが
工夫しながら診察をしました。

そんな方たちはお産の森が無くなったら
どこへいけばよいのでしょうか?

お産の森は特別に守谷市から
誘致を受けた訳でもありません。
それどころか土地代を毎月お支払いしている
のが現状です。

なので、このままいけば物価高騰し燃料費にも
対応出来なかなるかもしれません。

それならば何処かに引っ越して
お産の森のシステムをご理解下さる別の場所で
お産の森をやっていく事を考える今日この頃です。