体重管理厳しいんでしょう?

ご機嫌よう。

先日、当院にお掛かりの妊婦さんから伺ったお話から

お産の森で産むと職場や友人にいうと、
「体重管理が厳しいんでしょう?増やすな!って
言われるんでしょう?」っていわれるんですが
真逆で私は増やせ増やせと言われてます。と応えます。

とおっしゃっていた妊婦さんがいらっしゃいました。

噂は意図しない方向に進んでいくので
怖いですね。

噂やクチコミを参考にするのは半分くらい
で良いかもしれません。

理解できない方はどんなに丁寧に説明しても
他では教えてくれないマルチな話も
「よくわからない事」は全て「厳しい」と
言われてしまいます。

まぁ、それも指導する側の技量もあり。

そんな方が、クチコミに噂を書かれた時の
クチコミがどれほど参考になるでしょうか?
それはもはや噂を飛び越えてウソです。と
思う事がままあります。

「体重を抑えて」としかいわない。とか
曖昧な体重管理しかしていない病院もあります。

お産の森ではBMIを基準にして食事の取り方や
体重の増やし方、血糖値コントロールを
細かく指導します。
無闇に「体重を増やさないで」だけの指導は
妊婦さんの不安を煽るだけなので危険⚠️

妊婦さんのお腹をエコーでみるだけで
あとの生活指導は本人へ丸投げする
エコー外来で満足度は与えられだとしても
お産をする妊婦さんの本当の安心感や
満足感にはほど遠いでしょう。

みなさんは、何故体重コントロールが必要か
わかりますか?

それを知らずに、栄養も摂取しなければならない
妊娠中の体重コントロールって
難しくありませんか?

知識無く、体重を指摘するだけの指導は
妊婦さんに混乱きたし結果、食抜きの生活をされたり
栄養の偏った喉越しの良い物ばかりを摂取され、
実はそれが一番体重だけを増やして、気力を奪ってしまう
食事だったりする事がままあります。

そういった事故が起きないように
妊婦の食事指導はお産の森でも
力を入れているところです。

昔はどんな体型のかたにも関わらず「8〜10kg増加」
などと指導されていました。

お産の森ではそんな太古昔の指導は行いません。
妊婦の体型によっては「15kgを目標」にする方も
いらっしゃいますし
妊娠初期で「もう増やさないで。」の方まで
振り幅があります。

理想を押し付けてもしかたありません。
予定の体重目安を超えてしまった場合には
途中、目標の変更も、もちろんあります。
しかし!あまり変更を繰り返すと、
その方の身体が
簡単に許容できるかと言えばまた別の話。

体重に関しての指摘は、
女性にとってデリケートな問題。
しかし増えすぎる事も痩せすぎも
お産するにはリスクがそれぞれにあります。

肥満のリスクは
☆難産のリスク
☆妊娠最高血圧症や妊娠性糖尿病のリスク
経膣分娩できなかったとき
帝王切開になりますが、その際
☆腰椎麻酔がしずらくなるなどの
リスクがあります。

できれば、そういったリスクはいずれ
早産のリスク、酷い場合輸血、死産、
その先は赤ちゃん自身がいずれ成人病(肥満、糖尿病など)
精神障害、発達障害に繋がっていくこともあります。

本当は妊婦さんは
体重管理というより生活指導全般が重要なんです。

糖質に偏った食事だと当然、肥満にもなりすし
貧血にも陥ります。
糖尿病は体重が増えたからばかりではありません。
家族性の糖尿病も多くいらっしゃいます。

食事が偏りで低血糖や貧血になると
体調不良を来しやすく気分の変動も酷くなるため
人間関係を悪くされたり
それにによって
憂鬱な妊娠生活になってしまいます。

一方で、増やす事が大事な方もいらっしゃいます。
BMIが低めの方には
10kg以上の増加を促すこともあります。

いずれも増やし方と、その理屈まで理解いただける様な
指導が出来ないと、妊婦さんは放置され
「常に健診で体重のことしか言われない」と
孤独な妊娠生活に陥ってしまうことになるので
助産師はそこも加味して関わるようにしております。

体重は赤ちゃんの成長時期に合わせて
調整しないといけないので、
指導を受けずに妊婦だけで体調管理を妊婦さんに
丸投げは、大変困難で楽しくない妊婦生活になってしまうと
思います。

ちなみに
体重を増やす時期と抑えていく時期に
いい塩梅の時期があります。

そういった具体的な内容をお伝えしているのが
お産の森の助産師外来です。
受けてみないと、なかなか理解できない助産師外来。

私たちは赤ちゃんとお母さんの
命を預かっていますから、
真剣に妊婦さんに向き合っています。

本当に危険を感じる妊婦さんには
ついつい口調がキツくなったりするのは
人間だもの。

命をあずかる以上、時に言いたくない事も
言わなければならない立場にあります。

日頃の食生活について、運動について
口を酸っぱくして言わなければならない場面に
幾度となく遭遇してきました。

理解できる方は、真摯に受け止めてくださいます。
しかし、そうでない方にはそれ以降の助産師外来を
助産師の粗探しばかりされ、クチコミに書かれる方も
いらっしゃるようで、残念で仕方ありません。

ただ、私達が言わなければ、誰がこの方に
「赤ちゃんを守れるのは母親である」
ということに気がつかせることができるでしょうか?

キレられても、泣かれても、
クチコミに人格否定されても構いません。

それで、ご自身が我に返って下されば、
私たちの指導は有効だったということになります。

感情だけでは決して果たせない仕事だと
認識しております。

あの時ああしていれば………………という後悔だけは
してほしくないのです。

今は飽食時代ですから何でも食べたい物が
手にはいります。
しかし、それらはどれも赤ちゃんと
栄養を分かち合えるような安全な食品でしょうか?

食品添加物には催奇性のある物だってあります。
菓子パン、パン類だって小麦を使用しますが
国産と書いてあってもそれは遺伝子組み換えです。
加工食品など気にされてますか?

先天性異常の原因のほとんどが、原因不明です。
毎日食べている食事の中にもしかしたら
赤ちゃんに危険を及ぼす物質が入っているなんて
知っていたら出来るだけ避けよう!
と思うでしょ?
妊婦さんたちの中には以外と気がついていない方が
多いように感じます。

そういったら
「好きなものだけ食べてても無事にお産だったし」
「赤ちゃん元気に産まれてきたし」って
お思いの方がいらっしゃいますが

お子さんの将来を考えて下さい。
人生はずーっと先が長いのです。
お子さんの将来に妊娠中の食生活が影響がなかったなど
なぜこの時点で言えましょうか?

糖分の摂りすぎでキレやすくなっているかもしれない。
将来糖尿病のリスクを負わせたかもしれない。
肥満リスクが高くしたかもしれない。
高血圧症、癌のリスクも妊娠中の食生活が
影響しないといえますか?

一番分かりやすく出てくるのは皮膚です。
小さい赤ちゃんの頃からステロイドを
使わなければまならない方もいらっしゃる

そういったリスクを背負わせた赤ちゃんを
後悔なく育てていければ良いのですが………………

アトピーなってまてしまうと、
夜中2.5時間位で毎晩起こされて家族ごと
寝不足なご家庭もいると聞きます、

勿論、何事もなく育つ可能性だって十分あります。
そんな事、知らなければ私の話など関係のない事
かもしれません。

ただ、心配なのは何かお子さんに起こった時に
妊娠中の生活を後悔なさらないで欲しいのです。
何とかなる事は妊娠中に何とかした方が
良くないですか?

何度もいいますが、
フルーツグラノーラはご飯ではありませんお菓子です。
菓子パンもお菓子です。
ヨーグルトや乳製品を摂っても栄養になりません
フルーツは肥満の原因です
たこ焼きはご飯の代わりにはなりません。
外食には一日分の摂取塩分量が入っています。

日本製の小麦粉粉だってゲノム編集されてます。
小麦粉は、余程気にしないと純国産の遺伝子組み換え無し
を手に入れるのは難しい時代です。

これらを辞めた事でこの飽食の時代
生活に何の不自由があるでしょうか?

そんなことより食生活を改善しないことで
赤ちゃんに添加物を毎日シャワーのように
浴びさせている事、忘れないで下さいね。

このブログを読んでキレておられる方は
無理に添加物まみれの生活をやめなくてもいいのです。
あなたの身体の問題ですから
私には何の不都合はありません。

ただ、ただ、私は元気な赤ちゃんを産んで欲しい
胸に抱いて欲しい、ただそれだけです。

何事も込めて生きるって大事。
「元気な赤ちゃんを産んであげたい」と思うのは
どのお母さんにも持っていただきたい心得です。

この度の妊娠にそんな思いを込めた
生活をしてみませんか?
とはいえ、成果主義ではいけません。
この話の続きはまたの機会で。

どうか、私たちに「おめでとうございます🎊
元気な赤ちゃんですよ」と一人でも多くのお母さんに
言わせて下さい。