立ち会い分娩何のため?

こんにちは、こんばんは、ご機嫌よう

春は憂鬱な雨が多いですね。
冬とか夏とかの雨と違う重さを感じます。

卒業とか別れとか入学とか
嬉しくもありますが、なんか好きになれません。

講堂で寒い中コートも着ないで
じっと椅子に座って校長や迎賓、役員の
つまらない話を聞くって
結構過酷です。

中高生でもあるまいし
この歳になって校長先生の話の途中で
倒れても可愛くないですしね。笑笑

梅雨は洗濯物が乾かない、カビる、腐る、
湿気多いのいやですね。

春から夏は私の最も嫌いな季節です。
春から夏って何でこんなに憂鬱になるのでしょう。

夏は幼少時も体力なかった私は
プールに行くとプール熱や、熱中症にかかり
帰りは肝心の自転車がパンクして
猛暑のなか押して帰るハメになったこと数しれず
夏のプールはトラウマです。

風疹にかかったのも夏でした。
夏と聞いただけで、今でもクラクラします。

自宅近くに海がありましたが、
海で死ぬ人の話は毎年何かしら…
溺死した幼児のはなし、
無理心中した人の話
それも妊婦さんだったり
「海は怖いもの」という感覚は常にありました。

クラゲやヒトデに刺されたり、
貝を踏んで怪我したり、溺れかけたり大変でしょう?
潮干狩りだって、下手くそだったので
子どもの貝を沢山取っては叱られました。

私にとって、海とは楽しい場所ではなく
禊や浄化、食物を捕獲をする場所であり
生半可に遊ぶ場所ではありません。
海‼️舐めたらあかんぜよ!の感覚です。笑笑

だから、海も夏も嫌いです。

山はというと、これも小、中学校と
遠足といえば山、夏キャンプも登山でした。
どんだけ山あんねん!ってくらい
色んな山にのぼらされました。

遠足とは名ばかり、正直地獄です。

今流行りのキャンプだってなんですか?
テントの中でなんて寝れませんよ。
背中痛いし、暗いし
虫もくるし、見たことない生き物も
声だって外に筒抜け。
テントで恋バナとかしたら大変です。
素人のつくる飯盒炊爨はバサバサで最悪⤵︎

登山とか流行っている意味がわかりません。
登山しなくてもロープウェイとかあるでしょ?

登山も一歩間違えると遭難しますからね。
登頂したときの景色?
そんなの画像で充分想像できます。
実際に登山する必要なし。
帰宅してからのダメージ大きいです。

「自然」という名の生き物には
敬意を払わねば危険を伴うのです。

私は自然界に簡単に足を踏み入れる事はしません。
必ず準備が必要だと身をもって知っているからです。

自然に向き合うときはあらかじめ体力が必要。
体力がなければ、自分からロープウェイや
船を🚢使うことも惜しんでは行けません。
命がかかっているのですから。

夏になると、川の中洲でBBQやキャンプを
やっている時に、大雨洪水警報がなって
注意喚起されても従わず、そのまま流されて
子供を含めた5〜6人が亡くなった事故が数年前に
ありましたね。

なぜこんな大惨事になったのでしょうか?
答えは簡単。
人の話を聞かないからです。

自然の猛威を知らない人はただの傲慢。

お産も実は同じ事。

自然をしらずして妊娠生活を過ごし
自然をしらずして自然分娩を当然に望む妊婦
私は危険を感じます。

自然分娩には少なくとも3つの要素が揃わないと
自力で産む事はむりです。

1.娩出力
陣痛、いきみ
2.産道
骨産道、軟産道
3.娩出物
胎児、胎盤とその付属物

この3つがお産に向けて同時に上手に働く
事が必要なのです。
一つでも欠けると、自然分娩どころか
経膣分娩さえ難しくなります。

そのためになにをしていたらいいか?
というのを助産師外来で指導して
院長のとこで、確認、診断しています。

外来で言われたことは全て必要なことですので
やはり一つでも欠けていると
自然分娩は無理な事が多いです。

例えばウンコ
あまり重要にとらえていない方が多いのですが、
これに関しては、お産の際の漏れ出るウンコ予防
だけを危惧してるわけではないのです。

このウンコが原因で経膣分娩できないことも。
便秘して詰まったウンコは硬くなり
赤ちゃんが降りてこない原因につながり
最終的に分娩停止してしまい帝王切開に
なる事もあります。
自己管理できなかったウンコのせいで。

また、ウンコのでてる出ていないの確認は
食事バランスや摂取量を予測することができます。

先ほども話したように、
自然に向き合うときは体力が必要です。
食事が身体をつくります。

しかし、いくら言っても食事に手をかけません。
サプリメントは殆どが高いラムネです。
と言っても高いラムネをやめないまたはエレビットに
変えない。

高いから。

命より高いものはありますか?

では、自分に掛けているのではなく
赤ちゃんに掛けているという考え方は
いかがでしょう?

お産にストレスがかかると
赤ちゃんは間違えなく、呼吸障害や黄疸がでます。

これは妊婦の準備不足としか言いようはありません。

後悔する前にやるだけのことやりましょう。
もう、育児は始まっているのです。

最後に本題の立ち会いですが、
まだ目処がたちません。

ところで、立ち会いって何のために希望して
いらっしゃいますか?

良く聞くところでは
「私が苦しんでお産する姿をみせて、
大変な思いをして産んだ事を知ってほしい」

………………希望されてる方に申し上げにくいのですが
奥様のご希望に添えるご主人の姿って数えるくらい
ではないでしょうか?

お産はとくに初産婦は夢をみてらっしゃるので
人格が変わることを知らないと思います。

相当な悪態で暴言も吐くなど理性が飛びます。
そうでなくても、自分が苦しんでいる時に
大抵、横で夫は寝てるか、スマホいじってます。

お産も佳境を迎える頃は………………
キングギドラになってるかもしれません

奥様人格が変わっても受け止めてくれるような
ご主人だとよいのですが………………
だいたいのご主人は引いてますね

そもそも、受け止めてくれるような旦那様とは
実は普段からお優しいし、寛大な方です。
奥様を心から愛していらっしゃるのではないか?
と思います。

あまりに献身すぎて、お産中から何も飲み食いせずに
お産が20時間後に終わったときに
低血糖と疲労で転倒したご主人が過去3名
いらっしゃいました。

私たちが見ていても、本当に優しくて
良くがんばられましたね。と言える立ち会いでした。

しかし、ほとんどのご主人は、陣痛中の妻をみきれず
何かあるたびに本人よりナースコールを鳴らしまくる
旦那は「もう帰ってください」的な感覚になります。
その部分をあなたがやるために立ち会いしてるんでしょ?
とまま言いたい。

もし立ち会いをご希望されるのであれば、
登山や遠泳に二人で臨む覚悟で
いてほしいのです。

お産は命が生まれるのです。
痛い、苦しくてあたりまえ、
そのあたり前の状況を夫が受け入れ、支える事で
立ち会いすする意味があるのです。
さすってみたり宥めたりするのが
立ち会い分娩である事で赤ちゃんが生まれるのを
見るだけじゃただのギャラリーなのです。
そんな立ち会いを望んでいらっしゃいますか?
立ち会いの目的。忘れないでください。