妊娠中にやれる事

母乳育児で必要なのは知識です。

それは母乳育児が始まってから何とかなるものでは
ありません。

妊娠中からの準備が必要なのです。

それゆえにおっぱいの勉強会を
妊娠中に行い、今やれる事、やっておくべき事を
お伝えしていますが、なかなか浸透しないものですね。

どこか他人事。
前回の母乳育児でどんなに困っても
次の妊娠中には忘れている。

そんな方のきもちは
「どうせできない」でしょうか?
それとも
「困ったらだれかが助けてくれる」
でしょうか?

お産の森ではこれでもか?というくらい
入院している間に手取り足取りで教えてくれます。
でも退院までに何とか形になる方など
ごくわずか。
退院してからは1〜2時間の授乳に
一人で立ち向かわなければなりません。

では、妊娠中から手入れしていた方は
どうでしょう。
もしかしたら見た目変わらないかもしれません。
しかし、モチベーションがちがいます。
決してお産がゴールではないのです。

母乳が自動的に出て赤ちゃんがぐびぐび
飲んでくれる。という妄想もありません。
自分の乳首は赤ちゃんにとって困難かもしれない。
と、感じているお母さんは
一生懸命、妊娠中に用意したおっぱいを
くわえさせようとします。

マッサージも諦めずつづけます。

先に言った、他人事のお母さんとなにが
違うのでしょうか。

私は想像力の違いだと思います。
それと母乳育児意欲であるということに
つきます。

母乳に勝負は長くみて一週間です。
それまでにどれだけおっぱいを吸わせたかが
今後のおっぱいの行方をきめます。

それは遠い昔から一ミリも変わっていない
事実なのです。