企業助産師に頼る現実

最近、妊婦や産後の離職者が急増し
約半数の女性は妊娠、出産により
退職していくそうです。
コロナの影響もあるでしょうが。

それを企業も申告にとらえ、大手企業では
企業助産師を設置するような動きになって
いるそうです。

企業助産師?
ちょっとピンときません。
何をする助産師なのでしょうか?

どうやら産前産後の相談が専門らしいですよ。
しかも毎日常駐。夜10時まで対応くださるって。

お産の森のスタンダードで物事考えると
かなり❓が残ります。
なぜ、妊婦健診に病院に通っているのに
わざわざほかに相談場所が必要なの⁉️

そうですよ。
通常の病院やクリニックではお産の森の様に
深い部分まで入って助産師が介入する場面など
ないのです。

では何しに健診にいくのですか?
って話。

それはね、皆さんが大枚叩いても見たい
エコーでしょう?エコー見る為に健診へ。
血圧測定、尿検査は機械か看護師か検査技師が。
助産師はどこにも登場しません。

まさに助産師はお産をとる人⤵︎
世の中、分業が進み助産師も例外ではありません。

相談専門助産師
臨床はできない人がほとんどなので
実践的な指導を受けるにはちょっと
物足りないでしょう。
お産専門助産師
本当にお産しか取れません。
お産の経過もみれないので分娩経過が正常か異常かも
判断できない人が多いです。
妊娠中の指導など全く持って無。
おっぱい専門助産師
いうまでもありません。
おっぱいをマッサージすることだけです。

お産の森はどうでしょう?
妊娠中見ていた助産師がお産につき産後も
経過を見てくれ退院後も指導してくれる。
だから、お産の森の助産師にはなかなか
なれないのですよ。
殆どの助産師が途中で離脱してしまうほど
過酷な職種なのです。
しかし、これが本来の助産師の姿です。

他院と比べるのも愚問ですが
おかかりの医療機関に
指導や相談などメニューにありますか?

「必要なら声を掛けてくださいね」と
いう程度が通常でしょうが、
仮にあっても毎日忙しく動き回っている
看護師をわざわざ捕まえてまで尋ねる事か?
と思うともっと関わるのが難しいレアな
助産師と話しをするなどの機会はほぼ
皆無でしょう。

その結果、不安を持ち帰り
夜になると昼間から続いていた何気ない症状が
急に気になって眠れなくなり病院に電話する。

では昔はどうしていたのでしょうか?

昔はあちこちで子供が産まれていたし
大家族が多かったので家族内で解決していた。
もしくは地元の産婆さんにいつでも
相談できていた環境があったのではないかと
推測します。

要は昔は知恵があったということに
尽きるでしょ?

今はネットが全て。
もしかしたら夜になって電話が増えるのは
一息した後に手元のスマホでまたまたググったら
恐ろしい事が書いてあってビビって電話した。
というのが正解の様な気がします。

まあ、とにかく人の話は聞いとくもんだ。
どこに相談所をつくったところで
妊婦自身が人の話をきちんと理解できないと
結局のところ不安解消には繋がりません。

ただ、便利さは安心感を与えるにすぎません。
それは逆に妊婦をさらに怠惰にする可能性も
示唆しなければなりません。

まずは、妊婦が賢くなることです。
自分と赤ちゃんの命を預ける医療機関を
ステータスや便利さで選択したのならば
それなりの結果しかもたらしません。

本当に必要なのは、自分と赤ちゃんに
真剣向き合ってくれる医療機関であり
人なのではないでしょうか?

お産の森。なんか良い。
何で良いか?
ご自身の目で確かめてみて下さい。

お産の森は行っただけではだめ。
卒業する時にはじめて、
「ここを選んでよかった」と
感じるのがお産の森。

自画自賛。