産後ケアを受けるとは

皆さんご機嫌よう。

いよいよ今年も終わります。

お正月さんをお迎えする準備の日です。
神社に行ってお札を返納し
玄関には、しめ縄と鏡餅を飾ります

歳を取ると、本当に一年が早いです。

子供の頃に大人たちが節目を迎える度に
一年が毎年早くなる!とよくいってましたが
私もいよいよ昨年の12/28の事を明瞭に
覚えているほど一年一年がすごく早く感じる
年齢になりました。

本題へ
只今お産の森では、産後ケアで盛り上がっております
産後ケアを利用される方がどらくらいの方が
このブログをご覧になっているかはわかりませんが

誤解も多いようなのでお知らせをしまーす
まず
産後ケアの手続きをなさった時に
説明されたと思いますが
あくまで健康な産後のお母さんと生後様々な治療が
必要のない赤ちゃんに限られます。

たとえば、赤ちゃんであれば黄疸や心雑音があったり
経過観察が必要だったり、光線治療が必要な場合は
産後ケアは対象となりません。
よって、産後ケア中に黄疸がひどくなったり
風邪を引いていて、症状が明らかになった時は
ご退院していただかないといけません。

つぎにお母さんですが、こちらも同じ様に
身心症状(傷や収縮痛が処置が必要なくらい痛い方、
感冒症状のある方など)
精神症状(不安が強い、不眠、落ち込みがあり
付き添いや処方が必要な方など)
当院で産後ケアを受ける事はできないと
判断した場合はご退院頂かなければなりません。

産後うつに関しては
早いうちに精神科や心療内科に受診され薬などの
対処をした方がよいです。
当院では精神科専門ではないので
うつの進行も寛解も判断できません。
うつは場合は自死に繋がることも
稀ではございません。
うつの回復の近道は精神科の早めの受診し
症状に対応されることです。
産後のうつは正しい治療を受ければ治ります。

産後ケアは、文字通り「身体の休息目的」
「授乳指導目的」「生活指導目的」お母さんが体や
気持ちを楽になる目的であれば何でも構いません。

但し、保育園がわりに赤ちゃんを預けて、
仕事をするのは、ルール違反ですので場合によっては
保健センターに連絡しご退院していただきます。

ほとんどの方は当然休息目的ですので、
「産後に休息目的なんて!!!」と思ったりはしません。
そのために赤ちゃんをお預かりしておりますので
それで、「ケアを受けるのは自分の甘えでは?」と
後ろめたく感じる必要は全くないのです。
どうぞ心配をなさらずにご利用下さい。

スタッフは少し大きくなった赤ちゃんに関わるのは
産後ケアでしかないため、大変な反面、反応が
しっかり返ってきたりするのも楽しいですし
乳幼児との関わりは珍しいことですので、
新生児では感じることのない可愛いさを
楽しんでおります。

ただし、産後ケアをメインに運営している
わけではないので、外来やお産、手術をしている中
空いてる部屋を産後ケアに使っていただいてます

それと、1歳手前の赤ちゃんですので、
お産直後のお母さんと関わる事を生業に
しておりますので、
基本ご自身がお産された病院やクリニックで
教えてもらった技術をもとに、
ご自身に不安があることに対して
申し出があれば指導しているスタンスでおりますが

それは、私達の考えのあまさで、実際のところ
どこの病院でお産された方も、授乳について
産後の生活、育児についてなどなど
お産とセットだろうはずの育児指導など全く教わっていない方が殆どといいますが、全部そうです。
他院でお産されて当院に産後ケアを受けられる方は
赤ちゃんの扱いを何もしれません。

それで、80万も100万もよくお支払いになりますね。
殆どが施設利用費だったのではないでしょうか?

授乳指導に関しては産後に当院にケアを
してほしいといわれましてまも、限界があります。
それをデイケア(10時〜16時)だらやってくれと
いわれるわけです。
毎日がやってくださるならまだしも
母乳分泌はその土台ができるのに産後直後から5日間です。

乳房マッサージならともかく出る様にして下さいは
産後5日以上経っていれば無理に近いです。

それは決して産婦さんに非があるわけではありません
あるとしたら、分娩場所の選択を間違われた。
ということくらいです。

本人が希望しない限り母乳は出せるものだと妊婦さんは
思い込んでお産します。
しかし、産婦さんが思うほど母乳はでません。
そこの寄り添いは、スタッフも理解して関わって
差し上げないと業務怠慢です。

いつの間にか、産科はホテルの様な
豪華な施設で無痛でお産をしてもらい
豪華な食事を夫婦で乾杯
面会以外は赤ちゃんは預かって
入院中はミルクを飲ませるサービス
産婦に楽をさせて
「いい産科だったまたここで産みたい」と思わせて
高額な費用にも納得して帰宅されたものの

晴れて退院されれば、授乳のやり方がわからない
母乳は産後3日目にパンパンに張って以降
全然出ないことに気がつく。

それではもう遅いのですよ。

産後ケアを望んで当院に来られる利用者を見るたびに
気の毒になります。

当院では今のない事はやりません。
ですから授乳ごとに赤ちゃんの体重は測りません
赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸ってくれた
ことがすべてです。
しかし、ミルク前提で授乳されている方は
ミルクをあとどれだけ足すかを決めるために測るのです
そんなことしてたら、いつまで経っても
完母にはなりません。

また、当院では会陰切開など殆ど行いません
ですから、お母さんたちが、会陰切開による傷もないので
歩くのに苦悩されるかたや痛みで安静されること
必ずしも痛み止めや抗生物質、子宮収縮剤を
使う事もありません。

よって、授乳するのも円座なしで座れるし
ADL(日常生活動作)を縮小させる必要がないので、
自由な姿勢で授乳もやりたい放題

私たちはとにかく自宅に帰られてから、
授乳育児には困らない様に。
という事を第一目標に関わっています。
だから、完母率が高くキープできるのです。

何が大切かとうと、決して豪華で新しく便利な
機械化されサービスが良いということ
ではないのではないですか?

そう言ったのは、有料老人ホームを
利用されるときに選べば良いと思います?

産科などまたまだお若い方が利用される産科医院では
赤ちゃんを産んで育てるレッスンを入院中にやる
「母乳育児を成功してほしい!!」という
スタッフとお母さんの気持ちが同じ方法に向いて
共通した目的を妊娠中からタグを組んで頑張る
ということが大事なんだとおもいます。

ミルクは悪い事ですか?
について次はお話ししましょうか

では次回は2025年一発目でお話しようかな