「早生まれだけは避けたい」
「年度末になると困るんです」
はいはい、このセリフ。
年度末が近づくと、助産師界隈で必ず聞こえてきます。
もはや季節の風物詩です。
で、今日はその話、いきましょう。
年度末って、誰が決めたんでしたっけ?
まず冷静に考えてみましょう。
年度?
学年?
4月始まり?
……それ、人間が勝手に決めただけですよね。
赤ちゃん側からすると、
「え、今日ダメなの?カレンダー見てなかったわ」
そんな器用なこと、できません(笑)。
赤ちゃんは“制度”を知らない
赤ちゃんが知っているのは、ただひとつ。
「このお母さんのところに行く」
以上。
シンプル。
潔い。
高学歴?
高収入?
年度末回避?
赤ちゃん:「え、それ美味しいの?」
命をかけて制度にひれ伏す必要、あります?
ちょっと聞いていいですか。
人間が作った
・学年
・偏差値
・進学ルート
このために、
命のタイミングを調整しようとする必要、あります?
助産師としては、
「それ、順番逆じゃない?」
と首をひねりたくなります。
私たちが見てきた赤ちゃんたち
これまで、山ほど赤ちゃんを見てきました。
早生まれも
遅生まれも
予定日超過も
みーんな同じ顔してます。
「産んでくれてありがとう」
もう、それ一択。
「やべ、早生まれだ…」
なんて顔してる赤ちゃん、
一人もいません。
早生まれ=不利、って誰が決めた
早生まれが悪い。
かわいそう。
損をする。
それ、差別じゃないですか?
赤ちゃんに失礼です。
ちなみに、
我が家の息子たち、3人とも早生まれ。
出来?
うん、まあ…平均的(笑)。
でもね、
それを「早生まれのせい」にしたことはありません。
個性です。
育て方です。
親の関わり方です。
赤ちゃんに「お願い」しないでください
たまにいます。
「できれば4月生まれでお願いします」
って、まだお腹の中の赤ちゃんにお願いする人。
ちょっと待って。
それ、おねだりの相手、間違ってます。
赤ちゃんは、
親の不安を叶えるために
生まれてくるわけじゃありません。
妊娠初期に不安になるのは当たり前
ここ、大事なので言います。
妊娠初期に
「この子、大丈夫かな」
「将来困らないかな」
そう考えてしまうのは、
ホルモンの仕業でもあり、
ちゃんと母になろうとしている証拠。
だから自分を責めなくていい。
ただし、
その不安を
赤ちゃんの誕生日に押し付けないでください。
最後に、ベテラン助産師から一言
あなたの赤ちゃんは、
年度末だろうが、年度初めだろうが、
あなたに会いに来ただけ。
それ以上でも
それ以下でもありません。
さぁ、深呼吸。
カレンダーは閉じて、
今日のお腹の張りでも気にしましょう。
それが、今のあなたの仕事です。