皆さんご機嫌よう
今回は助産師の技
助産師外来って何?怖いの?厳しいの?上手しいの?
助産師外来についてお話しします。
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突然ですがお産の森では
「妊娠した時点で出産、育児はすでに始まっています」と申し上げております
受診される妊婦の中には初めての方、二度目三度目の方もいらっしゃいますし、産科のドクター、産科看護師、助産師などの専門家もいらっしゃいます
一見、助産師外来なんて必要ないのでは?と思われがちな立場の方々ですが、プロであったとしても身体の状態は都度変化し、お産前には身体の苦痛を伴ってきます
そうなってくるた自分にとって正しい選択ができづらくなるのは当たり前です。必要なのは客観的に体調や気持ちを相談できる、専門家の存在こそ自分に寄り添ってくれる存在です。
お産の森の場合、専門知識はもちろん、助産師外来で妊婦や産婦と対峙できる熟練した助産師のみで運営しております。助産診断と助産指導はドクターの診察とは違った女性の視線でアドバイスができ、不安に思う事を躊躇せず話せる機会として設置してます。避けて通るより、受けたほうがより充実した妊娠経過を送れるのではないか?とおもってます。
今、自分が送っている生活が正しいか?仕事をされている忙しいお母さんこそ助産師のアドバイスを受け入れ、上手に取捨選択してくださればよいのですが、所得高い妊婦こそ「働いてお金を貯める」ことが「巣作り行為」と間違ったスイッチが入っている方が多いこと多いこと
基本的に妊婦には、仕事の疲れを引きずったままお産になる事なく余裕を持って産休に入ることで、お産に臨み育児に突入できるので、労働基準法も踏まえ最適な時期に休む時期を取れる方法を指南してます
が、稼いでる専門家妊婦はワーカホリックなのかと思うくらい仕事を辞めません
挙句、仕事を休むと暇で何していいかわからない………とおっしゃいます
一般の妊婦さんは、30週にもなると、身体が重くなる前に毎日ウォーキングし、エリ先生ヨガ受講し、自分のために食事を作り、お灸で体を温め、おっぱいの準備などで、助産師外来で言われた事を忠実にやると毎日時間が足りないとおっしゃいます。
少なくとも、お産の森においての助産師外来とは
妊娠中期ごろより、妊婦の体型と夫の体型差、姿勢、筋肉のつき方や歩き方など一見関係なさそうな事でしょうが、お産を予測する時に大事な所見となります
30週以降からは赤ちゃんが大きくなってくるので、一層骨盤の大きさや変形が顕著になり早い方はこの時期辺りから歩き方や動きに癖が強くなってきます
不調というのは対話の中から分かってくるものです。助産師外来の会話の中から、その方の気にされてる事をピックアップして診察していくと、最終的にに悩みの根幹が分かってきます。
妊婦との対話ってすごく大事です。
宗教じみてるとか、占いみたい、とか思われる事も有りますが、妊娠の思考癖とか、理解力、情報処理の仕方など常日頃の在り方がお産にすごく影響するのでその辺もじっくり観察しておきます
お産の森の助産師は助産師外来では五感をつかってその方のお産を予測しています
手を使い外部診断で児頭が骨盤に入っているかどうか、逆子になってないか、お産が近い方だと内診をし産道の広さや骨盤の角度を診ます。足は浮腫んでないか、骨盤の大きさと赤ちゃんのバランスは大丈夫か?
お腹も大きくなってくる後期には、動くのも一苦労になってきますが、通常の妊娠でしたら、そこまて日常動作はかわりません。助産師外来での動きや待合での椅子の座り方、立ち上がり方、歩き方など見れば普段どれだけ運動なさっているか、骨盤の緩み方も分かります。
浮腫や血圧、脈診、器械使ったとしてもドプラーで心音(ベビーの心音の有無を知るというよりベビーの心音がどこで聴こえるか?)などを診ています
最近のクリニックでは助産師が最新のエコーを使って推定体重なんか出しているのを助産師外来だと思っていらっしゃるかもしれませんが、お産の森は違います。助産師は器械をドプラー以外使わず、全て手でみて知識と経験で判断してます。もちろん、薬が必要だったり、治療を必要とする時は、ドクターに診察を回します。
助産師は女性の内部構造が理解できてて、女性の営みや感覚がわかって、家族に言えない悩みや不安、苛立ちを共に語れる女性であり
時に、優先順位がバラバラになって体が悲鳴を上げていることに気づけない心境の妊婦には、赤ちゃんと向き合ってお産の準備をするように促しますが、その時の言葉がキツく感じたりするかもしれません
誤解を恐れずパシッと叱れる信頼感は大事です
「そこには愛がある」それが助産師という人です
まだ助産師が「とりあげババァ」と言われていた江戸時代。大名行列を「ごめんなさいよ、お産で急ぎますもんで」と横切る事を許された唯一の職業でした。
そんなことが許される職業婦人。大名にも町の人にも信頼されてそれを生業にしていた女性です。
当時、お産は医者の仕事ではありませんでしたので、その人の中にある知識と経験を全て目の前の妊産婦に注ぐつもりで関わっていた事と想像します
医療の進んだ現代でも呼称は助産師となり、大名行列もなくなりますたが、やることは同じ常に妊産婦に寄り添う事と思っています
当時と違うのは、医療が発達した事で常に知識と技術をブラッシュアップしていかなければならない事でしょうか。
同時に発達してしまったが故に落ちていった技術もあります。助産師外来でエコーで医者の真似事など器械に依存している助産師は怠惰の極みです
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最近の産科施設では、お産までで関わりをお終いにして母子を分離させミルクで退院
母乳をさせない理由は「母乳は大変!ミルクは楽!こんな時代に母乳で疲れるなんて!」といった大義から。
入院中に関わる全てのスタッフから、シャワーの様に浴びせられた「ミルクは正義」という意味合いの言葉の結果、産後1週間も経てばミルク育児の母児が出来上がってしまうと同時にミルク無しの可能性はほぼなくなります
その後、どんなに母乳を上げたくても、日が経つに連れ母乳分泌は下がっていきますので完母というのは理論上無理な事となります
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お産が終わったら全て終わりand無痛をやれば楽になる🟰産後は夢の世界✖️
そんな甘い言葉に騙されないで!!
288日間、母親の身体の中でお母さんの声と鼓動を聴いて育ってきた赤ちゃんが、いきなり離されて穏やかなわけはありません
しばらくは母親と一緒に過ごす事で安楽を覚え少しずつ外の環境に慣れていくのです
私は赤ちゃんを産み育てる時に大事なのは、母親と赤ちゃんの安楽と信頼だと思うのです
しかし、お産でヘトヘトの身体のときに「はい、次からおっぱい頑張ってね」と言われても、切り替えは大変と思うでしょう?
それは、必要以上お産に時間がかかった方に限ります
産後はセロトニンや、オキシトシンがいっぱい放出されるので、だいたいの方はハイテンションです。
その流れで授乳を開始すれば、余程でない限り授乳は受け入れられます
そのスタートがスムーズにいかず、初めから母児分離させてしまえば、おっぱいを加えることさえ出来なくなり、おっぱい事態母乳を生成する機能を落としていきます
「産後とっても疲れてるけど、赤ちゃんと離れた方がもっと休まらないから赤ちゃんと一緒に休んでね。」とお産当日でも共に過ごして頂きます
そして大事なのが、「おっぱいを上げたくなったらいつでもコールして下さい。」と一言残して部屋を去る事です
妊娠中からその様な過ごし方が母乳にとっても、赤ちゃんにとっても必要な事なんだと認識して頂ける様な会話や指導が今後母乳継続出来るための伏線になっています
母乳育児を確立させるためには、施設内のスタッフが母乳育児を理解していることが最低の条件です
ミルク業者と癒着している施設は母乳育児の是非も院長や管理者に権限があるため理解がないとかなり難しいことです。
入院中に母乳育児についてのサポートが24時間いつでも受けることができない施設は、母乳に対して費用対効果を低く見積もっていると思います
母乳に寄り添うことよりもっと施設のための時間に使って欲しいという方針が見え隠れします
ベビー室がある施設は夜中預かる為の設備ですので、そういった施設は夜間の母乳サポートは難しいかもしれません。
お産場所を決める前に、恐れず母乳サポートについて病棟担当スタッフに聞いてみましょう
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母乳育児とは妊娠して産院を決める時に既に決まっているようなものです。それとお産も産院を決めた時に決まっているいう事になります
特に母乳育児したい!という希望があるのであれば、24時間、母乳に寄り添ってくれる事に重きを置く事が最も重要ですが、産院選びにポイントに上げていますか?
赤ちゃんの抱き方、オムツ交換、沐浴、ゲップの仕方なと赤ちゃんのお世話の仕方はマスターして帰りたいと思うのなら、見学させて頂いたり、質問したりするのも良いでしょう。
その時のスタッフの対応は、お産の時の対応に近いかもしれません。目を皿にして見ておきましょう笑笑
HPはその施設の個性が出ますので、その印象や文章をしっかり読むことや、お産したことのある先輩ママたちに感想を聞くのも良いでしょう
そうでもしなければ、何も教えてもらえず、退院の日に赤ちゃんだけ渡される事もあります。
実際そんな体験をされた方の体験談を何人も伺ってきました。
沐浴しない(ドライテクニック)場合は、沐浴指導を別途していただく様お願いしなければなりません
産後の育児手技やケアについても受動的には教えてはくれないのはスタンダード
最近の産科施設はあくまでお産をする所であり、産後の指導や授乳指導は産後の看護計画には入ってないようです………
自分で知りたい事は能動的に質問しなからばならない産科を選ばないということも大事な条件です
産後ケアで来られる方の、利用目的に、産後すぐに教えなければならない事項を産後ケアに求められ事が異常に多いからです。
☆赤ちゃんの抱き方を教えほしい
☆おむつの替え方を教えて欲しい
☆授乳の仕方を教えて欲しい
☆母乳相談
☆沐浴の仕方を教えて欲しい
こういった項目は通常、入院中に行われるものです。このような事を知らないまま退院されるということは、母親にとっては残酷です
何が当たり前かもわからない新米ママたちが、何もできない状態で一人で大海に放り出されているようなものです
それは、近辺に関わらず遠方で里帰りされた方もそうです。だから、日本全国殆どの産科施設はお産するだけの施設になっている事は否めません
これから、せっかくお産をして新しい命を迎えるお母さん方お産迷子になりません様に
母乳育児迷子になりませんように
しっかりと、主体性をもって、目に見えるものだけに騙されず自分のお産について真剣に考えて見て下さい
お産はエンターテイメントではないこと、はっきり申し上げておきます
皆さんに本当の意味で素敵さ幸せないいお産ができます様に、心からお祈り申し上げます