皆さんご機嫌よう
来る8/22は久しぶりにLiveのおっぱいの勉強会です。
ipadでクラス行うようになってから、
妊婦さんも私たちも楽になりましたが、
理解は断然padで観るより、Liveで聴いて頂いた方が
面白いですし、記憶に残ります。
暑くて、重い中、わざわざご来院いただくのは
誠に申し訳ありません。
しかし、あまり早い時期に聞いても
忘れてしまうし、遅すぎても準備が足りなくて
母乳を吸わせるまでに時間がかかってしまう。
結果、母乳が出にくくなる。
という産婦さんを見て来ました。
母乳育児をするには準備もなかなかのものです。
でもね、母乳育児はそれ以上の感動を返してくれます。
[赤ちゃんが可愛くて、可愛くてたまらない!お母さん]に
なれますし、母乳が終わったとしても
「私は母乳育児してきた」という自尊心は残ります。
この先子供が成長しても、それは続いて行くものです。
「母乳育児は面倒くさいので私はミルクでいいです」
とか、「あまり興味ない」などとおっしゃる方が
チョコチョコいらっしゃいます。
が、しかし
LIVEのおっぱい勉強会を受けていただき、
なぜ、母乳育児を推奨しているのか?
母乳ってどうやって作られて、
どうやって体から出てくるのか?などなど
という事を知っていただけると、
意外かもしれませんが、母乳育児するのが楽しみになった
などの意見に変わってしまいます。
皆さん、母乳って私にも出せるんですか?とか
実は、興味がないのではなく、詳しくを知る機会がなく
自分からはかけ離れた特殊技能のように
捉えていらっしゃるかたが意外に多い事に気がつきます。
皆さん謙虚でいらっしゃる………………
そしてまた、経産婦さんにもその意識が多いのは
前回、出産された病院やクリニックが母乳に
関心のないところであったり、母乳推進してる
医療機関に入院していながら、
夜間母児同室されなかった方など
重要なポイントを落とされてしまった場合は
もう仕方ない事です。
詳しくは勉強会でお話ししますのでお話ししませんが
私は、母乳育児は出産される医療機関を決めた時点で
ほぼ決まります。
前回出なかったという方は特に前回とは
違うアプローチをしないといけないので、
前回の母乳育児のおさらいを助産師とともに
して、今回の目標を立たなければなりません。
正直いうと、入院中に母乳育児のベースを
作るためにはスタッフの手間が凄く掛かります。
スタッフも全員同じ方向を見て、母乳育児やろう!
という、熱意も必要。
そうなると、スタッフ以上にお産を請け負っている
医療機関は難しいでしょう。
なぜなら
スタッフに母乳育児を支援した経験がないからです。
夜間に4〜5件お産があるようなクリニックで
母乳育児など物理的に無理です。
そういった場所でお産して、
「母乳を教えて下さい」はミルクを与えて下さい。
といわれます。
ですから、私の話をまとめると
お産場所を選ぶ時で「育児の方向性」が決まって
しまうということになります。
あなたがお産する医療機関は、
母乳育児を推進していますか?
母乳相談をやっていますか?
産後の育児相談できますか?
これをやってくれるクリニックは
産後のサポートも安心できます。
結果、産後うつの対策ができるということです。
最近メディアでも無痛分娩をやたら
宣伝していませんか?くだらない。
流行りに乗るのは良いでしょう。
しかし、そのクリニックの先生やスタッフは
デメリットも説明してくれますか?
15年クリニックをやってきて、本当に無痛分娩が
必要になった方はわずか3人でした。
あなたの身体は本当に無痛分娩を必要としていますか?
殆どの方が無痛分娩しなくても、
立派に赤ちゃんを産めるお身体をされてます。
自分の体をもっと信じて!ってお伝えしたい。
陣痛は痛みでなくオーガズム!!!!
なのに、医療をわざわざ使ってお産するのは
勿体無い!!!!!!
もちろん、お産の森も技術的には問題なく
硬膜外麻酔はできますからメニューに無痛分娩を
挙げましたが、決して勧めているわけではありません。
ただ、身体の中から湧き出る陣痛ホルモンを抑制する
必要があるのでしょうか??
陣痛ホルモンは母乳ホルモンでもあり産後、
子宮収縮ホルモンでもあります。
それを意図的に抑え込むのが無痛分娩
人の身体って全てが上手く絡み合って
正常な状態を保っています。
例えばホルモンの作用を薬剤を使って抑制しまうと、
抑えたホルモンの作用が不足し別の症状が抑えきれず
またも別の薬剤で補充しなければならない事になります。
赤ちゃんからすれば、産まれる前から薬を盛られ
結果、産まれた後は母乳を介して薬を与えられるか
ミルクによって添加物をそのまま与えられる。
いささか、気の毒な気がします。
自然にまかせて、全部自分の体の中にあるもので
できてしまう事なのに………………
それだけ、自然は尊いのです。
最近、「自然無痛分娩」という言葉を目にしましたが
最早、カオスで言葉遊びのレベルですね
どれだけ、人々の自然を感じる感覚が
鈍くなっている時代なのかよくわかります。
なんで、こんな日本になっちゃったかな
無痛分娩って30年くらい前からフランスでジワジワ
流行りはじめていました。
私がお産する頃既に、無痛分娩は都内で
流行りはじめていましたが、全てのお産において
薬剤は何一つ使わずに終えました。
私が凄いのでは決してないのです。
私は見ての通り皆さんとなんら変わらない体型
言っている事は体育会系かもしれませんが、
性格はインドアで、部活も文化系、運動なんて大嫌い
身体も硬い、なんの取り柄もない身体です。
それでもお産できたのです。
普通の人になくて、私にあったものは
お産に対する好奇心です。
お産が楽しみで仕方ありませんでした。
ですから、みなさんも好奇心を
持たれてはいかがでしょうか?
そんな気持ちになれれば、絶対安産!!
妊娠中も身体を体験して下さい。
お灸でもヨガでも、骨盤ケアでもなんでも
体で試してください。
それが、育児の礎になるかもしれません。